GA4や広告データ、SFAデータを統合し各施策のマーケティング投資ROIを大幅に改善
人の可能性を広げ、社会での出番を作るという企業理念のもと受講者数No.1のWebマーケティングスクール「デジプロ」やマーケティング領域に特化した人材紹介、広告運用支援サービスを展開する株式会社Hagakure様。インハウスプラスでGA4や広告データ、SFAデータを統合したマーケティングダッシュボードを開発させていただきました。ダッシュボード導入の背景から活用状況まで詳しくお伺いしました。
Contents
効果のポイント
- ビジネスやマーケティングに深い理解のある要件定義ができたことでダッシュボードが実践的に使いやすくなった。
- GA4や広告データ、SFAデータを統合することでWebマーケティングと営業のどちらも改善策が実行できた。
インタビューにご協力いただいた方
株式会社Hagakure
代表取締役 奥 雄太様
インハウスプラスで支援させていただいた内容
GA4で計測したリードデータとWeb広告データとSalesforceの商談・受注データを統合することでオフラインの商談や受注ベースでのWebマーケティング評価ができるダッシュボードを開発しました。
ご利用いただいたサービス
カスタムレポート・ダッシュボード開発
各企業のニーズに合わせて要件定義から実装までを手掛けるカスタマイズ開発サービスです。
Webの申し込みだけでなく営業の商談や受注ベースでチャネルを評価するために
企業理念、事業概要についてお聞かせください。
奥様 Hagakureは人の可能性を広げ、社会での出番を作るという企業理念のもと教育事業、人材事業、広告事業を運営しております。 教育事業ではWebマーケティングを学んで未経験からIT業界への転職をサポートしたい、Webマーケティングを学んでより自社の事業をのばしていきたいという個人や法人の方へWebマーケティングスクールサービスを提供しています。人材事業ではWebマーケティングを学んだ後に活躍できる場を提供したいという思いで人材紹介をしています。Webマーケティングスクールの卒業生や受講生以外も含めてキャリアの機会を作り、企業にとっても人が入ることがその企業の可能性を広げていくと思います。広告事業ではマーケティング実務の支援を企業へ行っています。
今回のダッシュボードはどの事業に導入されましたか?
奥様 教育事業であるWebマーケティングスクール「デジプロ」のマーケティング領域へ導入しました。
ダッシュボードの導入の背景を教えてください。
奥様 マーケティングのチャネルが増えていく中でどこに投資していくべきかの判断をより正確に行なっていきたいという思いがありました。「デジプロ」の認知度が広がっていくことで、「デジプロ」のサービス名での検索流入や「Webマーケティングスクール」といったキーワードでの検索流入、Meta広告経由流入などが増えて、それぞれでリード獲得ができている。ただ「デジプロ」を知っている人と知らない人とではリード獲得以降の商談へのつながりやすさや受注しやすさが違うだろうという仮説があって、そこを可視化したいなと。
実現に向けてまずは何から始めましたか?
奥様 まずはどうすれば実現できるかを調査して各コンバージョンごとにIDを付与してSalesforceのデータと突合するところまではわかりました。それをSalesforceと連携しているBIツールにそのままデータをいれるか、別のBIツールを使ってデータを統合するかの選択肢があったのですが前者はコストの観点で選択肢から外し、後者の方向で考えました。
インハウスプラスのサービスを利用する決め手となったポイントはどこでしたか?
奥様 社内にエンジニアもいるので開発はできましたが、GA4やBIgQuery、Looker Studioに精通しているというわけではなかったです。インハウスプラスさんはその知見があり、かつマーケティングの知見も豊富だったのでより質の高い要件定義を一緒に進めることができるなと思いお願いすることにしました。
Webマーケティングと営業どちらの改善にもつながる
要件定義の際にポイントとなる部分はありましたか?
奥様 ありました。SEO施策やアフィリエイトのコストをどう配分するかは一つのポイントでした。SEO施策のコストはオーガニック経路にコストとして反映して評価したいですが、そのコストをどう反映するかはインハウスプラスさんに相談して、いくつか選択肢を提案いただいて進めることができたので意思決定がしやすかったですね。
ダッシュボードはどのように利用していますか?
奥様 日次、週次、月次で見てます。日次では昨日の実績を経路ごとにコンバージョンや受注につながっているかを。週次では定例で事業責任者と一緒に経路ごとの成果を確認しています。ダッシュボードがあるので議論するための素材、事実が共通認識を持てるのがいいですね。月次では月単位での振り返りをして今月はどこに投資していくかディスカッションしてます。Looker Studioは見やすく、共有もしやすいですね。
ダッシュボードを導入した感想はいかがですか?
奥様 GA4上のコンバージョンはとれているけどそこからの商談率や受注率が経路ごとに明確に可視化できたことはとてもよかったです。それによって実際にチャネルごとの予算配分も日々の施策も変わりました。無駄な広告費を抑えることができたのが大きいですね、受注ベースのROIを維持した上で投資を強めていくこともできています。
営業に与えた影響もありましたか?
奥様 それもありました。受注につながった経路のユーザー像を分析してこういう経路から申し込んだ方へはこういう話をするようにしようなどトークスクリプトを変更して。逆に受注率が落ちた場合は申し込んでくる方の属性が変わったか営業の質のどちらかになると思うので属性が変わっていなければ営業を改善しようなど。
分析軸を追加し、更なるマーケティング・営業の改善へ
今後のデータ活用の展望をお聞かせください。
奥様 今のダッシュボードをさらに商品ごとに分析できるようにしたいです。商品として転職などの目的別コースとGA4などのプロダクト別コースがあるので経路ごとにどの商品が選ばれたのかを可視化していきたいです。オーガニックのこういう記事から申し込んだ方が商談の結果どの商品を申し込んだかがわかればコンテンツを増やすとか導線を増やすとかができるなと。
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
奥様 体系的にWebマーケティングのスキルを学習することで、代理店さんに任せっきりになっている状態からディレクションできる状態にしたい、自社で取り組むWebマーケティングを強化して売上を伸ばしたいという方はぜひ「デジプロ」の無料説明会に参加してください。事業会社様だけでなくデジタル領域を強くしていきたいエージェンシー様や制作会社様のお力にもなれます。またWebマーケターや広告運用者の採用に困っていれば優秀なWebマーケターのご紹介もできますのでお問い合わせください。
Looker Studioを使ったカスタマイズ開発ならインハウスプラス
インハウスプラスでは、テンプレートの提供に加えて、各企業様のニーズに合わせて要件定義からシステム実装までを手掛けるカスタマイズ開発を多数行っております。一般的なレポートツールでは対応できない要件のものも、高機能かつ無料のLooker Studioをフル活用することで、既存のシステム開発会社やBI開発会社よりも圧倒的にリーズナブルな料金で対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
様々なデータソースに対応
- GA4
- サーチコンソール
- Web広告(33種類以上に対応)
- InstagramやFacebookインサイトなどのソーシャルメディア
- Googleビジネスプロフィール(MEO)
- SalesforceなどのSFAやCRMツール
- ECカートシステム
- その他基幹データなど多数
多くの開発実績があります
- Webメディア運営企業様向けWeb記事の売上貢献度を可視化するコンテンツ管理ダッシュボード
- 事業会社向け自社モバイルアプリの経営・ビジネス管理ダッシュボード
- BtoB企業向けWeb広告とSalesforceを統合したマーケティングROI管理ダッシュボード(チャネル別のリード獲得単価、商談単価、受注単価、ROASをリアルタイムで可視化)
- 広告代理店向けWeb広告のクライアント報告用自社オリジナルレポート
- 単品通販企業向けWeb広告とカートシステムを統合したマーケティングROI管理ダッシュボード(チャネル別のLTVやROASを可視化)
など多数
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。