[Looker Studio] レポートレイアウトの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説
この記事ではLooker Studioのレポートのサイズ、ナビゲーションの表示、表やグラフの配置先やグリッド設定の方法を画像付きで詳しく解説します。レポート全体に適用する設定とページ個別に適用する設定がそれぞれ存在します。レポートを見る人の環境や使い方にあわせたレポートレイアウトの作成に活用してみてください。
Contents
レポートレイアウトとは
レポートレイアウトではレポート全体のサイズ、ナビゲーションの表示位置やコンポーネントの設置位置などを設定することができます。
レポート全体のスタイルの設定については[Looker Studio]レポート全体のスタイルを決めるテーマの使い方を、表やグラフなどのコンポーネントの細かな設定については[Looker Studio] コンポーネント(グラフや表)の設定方法を参考にしてください。
レポートのレイアウトはテーマとレイアウトメニューのレイアウトから設定していきます。
ヘッダーの表示設定
レポートのヘッダーの表示設定を変更することができます。レポートのヘッダーは以下の場所を指します。
ヘッダーの表示設定は以下の3つのから選択ができ、デフォルトは常に表示になっています。
- 常に表示:常時、ヘッダーが表示される
- 自動非表示:時間を置いてヘッダーが非表示になり、カーソルを合わせれば再度表示される
- 最初は非表示:最初からヘッダーが非表示になり、カーソルを合わせれば表示される
ヘッダーが非表示の時のレポートの見た目は以下のようになります。
ナビゲーションの表示位置
目次のようなページナビゲーションの表示位置を決めることができます。デフォルトでは左になっています。
ナビゲーションの種類には以下の4種類から選ぶことができます。
- 左
- タブ
- 左上
- 非表示
それぞれは以下のような見た目になります。
ナビゲーションの種類:左
ナビゲーションの種類:タブ
ナビゲーションの種類:左上
ナビゲーションの種類:非表示
レポートのテーマに基づきますにチェックをいれるとナビゲーションにレポートのテーマが適用されます。
レポートの表示画面では以下のようになります。
表示モードの設定
ここではレポートをブラウザウインドウのサイズにあわせて表示するかウインドウサイズによらずに実際のサイズで表示するかを選択することができます。
幅に合わせるを選択した場合は以下のようにページがウインドウのサイズにあわせた形になります。
原寸大を接待した場合は以下のようにウインドウサイズに関わらず設定した大きさに固定されます。
さらに余白ありのチェックを外すとダークモードのテーマでは空白を含まない以下のような見た目になります。
キャンパスサイズの変更
レポートのページの大きさを決めることができます。自由にサイズを変更できるカスタムの他に以下が選択肢として用意されています。キャンパスサイズは最大で幅2,000ピクセル、高さ10,000ピクセルまで設定できます。
- US レターサイズ(4:3)- 縦向き
- US レターサイズ(4:3)- 横向き
- スクリーン(16:9)- 縦向き
- スクリーン(16:9)- 横向き
キャンパスサイズにはいっていないコンポーネントは表示モードの際には表示がされません。
配置先
配置先ではコンポーネントの設置方法をスマートガイドとグリッドから選ぶことができます。デフォルトではスマートガイドになっています。
スマートガイドでは他のコンポーネントの位置やサイズによって補助線が表示されるので、縦横をそろえたりサイズをそろえたりがしやすくなります。
グリッドではマス目状のグリッドのサイズ単位でコンポーネントの位置を移動することができます。
グリッドの設定
どの配置先でグリッドに設定した場合にコンポーネントをどのように位置を決めるかをここで設定します。以下の4項目が設定できます。
- サイズ:グリッドのマス目の一辺の長さを指定
- パディング:グリッドのマス目内の余白を指定
- 水平オフセット:グリッドの位置を左右に調整
- 垂直オフセット:グリッドの位置を上下に調整
グリッドのサイズは10ピクセル以上で指定できます。
配置先をグリッドにした場合はここで設定したグリッドのサイズ単位でコンポーネントを移動できます。例えばグリッドのサイズを10ピクセルにした場合は10ピクセルごとにコンポーネントの位置を調整することができ、グリッドのサイズを100ピクセルにした場合は100ピクセルごとにコンポーネントの位置を調整できます。コンポーネントの位置を細かく調整してレポートの見た目を整えたい場合はグリッドのサイズは小さく設定するとよいでしょう。
以下にグリッドのサイズが10ピクセルの時と50ピクセルの時の例を表示します。10ピクセルの方が細かく設定できることが確認できます。
グリッドのサイズが10ピクセルの場合
グリッドのサイズが50ピクセルの場合
レポートレベルのコンポーネントの位置
ページに設置したコンポーネントはレポートのすべてのページに表示するように設定することもできます。設定方法はレポートレベルを使ってレポート全体へ適用範囲を拡大するを参考にしてください。レポートのレイアウトではレポートレベルのコンポーネントの位置を上か下から選ぶことができます。
コンポーネントをレポートレベルに変更すると全ページにそのコンポーネントが表示されることで他のページのコンポーネントに重なることがあります。その際にどのようにコンポーネントを表示させるかを設定します。
以下ではレポートレベルのコンポーネントの位置を下に設定しています。レポートレベルと表示されたプルダウンリストがページレベルのリストや表の奥に表示されていることが確認できます。
次に、レポートレベルのコンポーネントの位置を上にした場合は以下のように表示されます。レポートレベルのコンポーネントが手前に表示されていることが確認できます。
ページレイアウト
ここまではレポート全体のレイアウト設定を説明しましたが、ページ単位でも設定できる項目もあります。ここではその項目について解説します。ここで設定した項目はそのページだけに適用され、他のページには適用されません。ページメニューの中の現在のページの設定をクリックすると設定画面が開きます。
背景色
ページごとに背景色を変更することができます。ここではグレイに背景を変更しています。
キャンパスサイズ
ページ単位でキャンパスサイズを変更することができます。レポートのレイアウト設定でキャンパスサイズを設定していても、ページ単位のキャンパスサイズが優先されて適用されます。
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DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。