50以上の媒体数値を分析し、広告企画・LPOなどの販促業務に集中
自然が育んだハーブの力を活用してすこやかな肌をつくることをコンセプトに、効能を追求した基礎化粧品の販売をされている鈴木ハーブ研究所様。インハウスプラスで広告データ、基幹データ、広告効果測定ツールデータを統合した媒体管理ダッシュボードを開発させていただきました。ダッシュボード導入の背景から活用状況まで詳しくお伺いしました。
Contents
効果のポイント
- 標準ダッシュボードをベースとして独自の要件に合わせた柔軟なカスタマイズを開発することで、費用を抑えながらも日々の業務に活用できるダッシュボードになった。
- 媒体成果をダッシュボードで一元化したことで50以上の媒体の数値を一覧ですぐに確認できるようになった。
- 集計が効率化されたことで、LPOや媒体追加など販促業務に取り組みやすくなった。
インタビューにご協力いただいた方
株式会社鈴木ハーブ研究所
販促事業部 マネージャー 宇留野 恵様
インハウスプラスで支援させていただいた内容
Web広告横断レポート(0009)をベースに基幹データ、広告効果測定ツールデータ、アフィリエイト成果データを統合した50以上の媒体数値を一元管理できるダッシュボードを開発させていただきました。リスティング、アフィリエイト、SNS広告、SEOなど多岐にわたる媒体ごとの定期CPOやアップセル率、LPのCVRなど媒体を評価する様々な指標が確認できます。
ご利用いただいたサービス
カスタムレポート・ダッシュボード開発
各企業のニーズに合わせて要件定義から実装までを手掛けるカスタマイズ開発サービスです。
50以上の媒体数値を管理し、正確な数値で分析するために
事業概要、コンセプトについてお聞かせください。
宇留野様 鈴木ハーブ研究所という名前のとおり、ハーブを使った基礎化粧品を販売している会社です。基礎化粧品が軸にはなっていますが、ハーブという効能効果のある植物を活用してすこやかな肌をつくる、化粧品のいらない肌をつくろうというコンセプトに研究開発と販売を行っています。ハーブティーや雑貨の販売、ハーブの講座などもやっていて、ハーブを通してお客様をより豊かにするご提案を目指しております。本社の直営店舗の隣にはハーブガーデンがあり、定期的にオープンガーデンなどのイベントも実施し地域の方を中心にご参加いただいています。
創業者夫婦の娘さんのアトピー肌の改善が創業のきっかけになっていて、肌をよくしようという思いで効能にはこだわって有効成分を配合し、しっかり効果を実感してもらいたいという思いで商品をお届けしています。
担当されている業務を教えてください。
宇留野様 販促事業部におりまして、新規集客、特にWebの領域でお客様を呼び込む業務を日々行なっています。
ダッシュボードはどのような背景で導入の検討されましたか?
宇留野様 日々広告などの数値を管理する中でなるべく数値を一元化したいねという話は出ていましたがツールを導入するところまでは実現できていませんでした。 手間のかかる集計を各担当がやってそれを一つに集計して分析するというのがけっこう時間がかかるんです。基幹システムに注文データがはいってくるのでそこから見たい項目の数値を計算や修正をして。媒体側と基幹側でCVが違うのでそこを調整したり。業務の中でも分析は大事なのでそれを効率化・自動化したいなと。
どのようにして希望のツール・サービスを探しましたか?
宇留野様 自分たちでWebで探したり、お付き合いのある代理店さんに実現したいことを伝えておすすめのサービスを聞いたりしました。そこからいくつか検討をしました。ただ要件が独特なこともあり、それを伝えて理解してもらうとなると時間がかかりました。
要件に合うツール・サービスは見つかりましたか?
宇留野様 広告数値一元化ツールを中心にいくつか検討しましたが、基幹データと紐づけて実際のCVやCPAを表示することが難しかったり、アフィリエイトデータを取り込むことが難しかったりなかなか要件にあうツールは見つかりませんでした。実現できたとしても運用が今まで以上に手間がかかるようになるものもあり、なかなか検討は進みませんでした。もちろんシステム開発会社様にゼロベースで開発を依頼すれば実現できると思いますがそこまでは予算的にも考えませんでした。
その中でインハウスプラスのサービスを利用する決め手となったポイントはどこでしたか?
宇留野様 Web広告横断レポートというベースのツールがありながら、柔軟なカスタマイズができるという点が要件にも予算にも合っていました。また当社はお付き合いしている代理店さんが多いのですが、代理店さんごとに共有するレポートが発行できることもポイントでした。
広告企画や広告改善、LPOなど販促業務に集中
プロジェクトを進める中で大変だったことはありましたか?
宇留野様 これまでは商品コードや媒体名などの社内データを厳密に定義しきれていなかったので、このデータをください、ここのデータはこのような値にしてくださいなどの依頼にお応えするために社内のデータを整えるところが大変ではありました。ただ必要なこととは思っていたのでこれを機にデータのルール化ができたことはよかったです。
また独自の指標だったりいろいろな要望もあったので要件定義の整理は大変でした。ただこちらもなるべく運用が簡単にできるようなご提案をいただいたり、細かい要件も柔軟に対応いただいたので進めやすかったです。
ダッシュボードは日々どのように利用されていますか?
宇留野様 朝出社したらまずPCを立ち上げて、ダッシュボードを開いています。昨日の数字はどうだったかなと。ここがよかった、悪かったを見てここを直そうとか担当と話してみようとかにつなげています。私と媒体の担当者は日々見ていて、私の上司は必要な数値を見たい時に都度確認しています。
ダッシュボード導入にはどのような効果がありましたか?
宇留野様 当初期待していた集計業務の効率化はかなり実現できたと思います。集計業務だけでなく見たい数値に辿り着くまでが早くなりました。通常50以上、多い時は100媒体ほど管理しているのでダッシュボードで媒体カテゴリー、媒体、商品ごとに絞り込んだり数値の多い順などでソートしたりと数値が見やすくなりました。担当者からも担当媒体以外の数値も日ごとに確認できて全体把握がしやすくなった、更新も簡単でミスなくできるという声がありました。
各代理店さん専用のレポートを共有している代理店さんからも評判は良いです。Looker Studioに使い慣れている代理店さんも多いのですぐに使えていると思います。
業務が効率化されたことでできるようになったことはありますか?
宇留野様 業務としてはアイディアを出したり企画したりすること、商品を販売するにあたってどういうキャッチコピーがいいかクリエイティブがいいかを考える時間をとりたいです。そこがデータ集計をダッシュボードでできるようになったので前よりも販促に時間がかけれるようになりました。集計が楽になったので新しい広告にもチャレンジしやすくなりましたね。実際に直近ではLPOに取り組み成果を出すことができました。
今年が創業20周年という節目でもあるのでブランディングを強化していきたいと思ってます。広告もより当社の独自性や会社の想いを発信して共感いただける方を増やしていくことに時間をつかっていきたいです。
日次のデータ分析をより強化していきたい
今後のデータ活用の展望をお聞かせください。
宇留野様 集計が効率化されたことで日次の数値が見やすくなったので、日次での数値の増減や比較、推移などが見れるグラフを充実させてさらに分析しやすくしていきたいです。また数値表示速度などのパフォーマンスをより良くして使い勝手も向上したいので改めて相談させてください。
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
宇留野様 私の所属している販促事業部でも中途採用を募集しています(2024年8月21日時点)。茨城県でマーケティング、化粧品にご興味がある方がいらっしゃればぜひ応募してください。女性が多く、女性が働きやすい職場です。
Looker Studioを使ったカスタマイズ開発ならインハウスプラス
インハウスプラスでは、テンプレートの提供に加えて、各企業様のニーズに合わせて要件定義からシステム実装までを手掛けるカスタマイズ開発を多数行っております。一般的なレポートツールでは対応できない要件のものも、高機能かつ無料のLooker Studioをフル活用することで、既存のシステム開発会社やBI開発会社よりも圧倒的にリーズナブルな料金で対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
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など多数
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。