【完全保存版】GA4(Googleアナリティクス4)レポート作成ガイド | UAとの比較でわかりやすく解説

【2024年最新】GA4(Googleアナリティクス)レポート作成ガイド | UAとの比較でわかりやすく解説

この記事では、効率的にGA4のレポートを作成する方法をわかりやすく解説します。GA4はWebサイトやアプリのデータ分析に使える便利なツールですが、UA(ユニバーサルアナリティクス)から大きな変更があり、また多くの機能があることで初心者の方には少し複雑に感じられるかもしれません。この記事を読めば、GA4のレポート機能の特徴を理解し、実際のレポート作成方法を学べますので、ぜひ参考にしてください。

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GA4(Googleアナリティクス)レポート機能とは?

GA4はWebサイトやアプリのデータを収集・分析できるツールですが、GA4のレポート機能を使うことで、ビジネスの全体感を把握したり、様々な切り口でデータを詳しく分析したり、社内やクライアントへの報告レポートを作成することができます。

GA4のレポート機能は、GA4の管理画面内にあるものに加えて、レポート作成に特化したBIツールのLooker Studioや高度な分析用のBigQueryなどが用意されています。次のセクションでは、それぞれのレポート機能の特徴を解説しますので、目的にあわせて最適なものを選びましょう。

GA4(Googleアナリティクス)レポートの種類

Googleが公式に提供しているGA4のレポート機能は全部で5種類あります。

  • 基本レポート(管理画面上は「レポート」と表示)
  • 探索レポート(管理画面上は「探索」と表示)
  • 広告レポート(管理画面上は「広告」と表示)
  • Looker Studio
  • BigQuery

以前は、サードパーティによるGoogleアナリティクスのレポートツールが選択肢に含まれていましたが、2016年にGoogleがLooker Studio(旧データポータル)をリリースして以降、サードパーティのツールを利用する必要性がなくなりました。したがって、Googleが公式に提供するこれら5種類のレポートから、目的に合わせて最適なものを選びましょう。

各レポート機能の特徴

以下が、GA4レポートの機能比較表です。広告レポートはアトリビューション分析のみに利用できる機能のため、この比較表からは除外しています。

GA4レポート機能比較表基本レポート探索レポートLooker StudioBigQuery
主な利用目的全体感の把握
基本的なデータの確認
詳しい分析報告用レポート
数値管理
SQLを使った高度な分析
費用無料無料無料有料
対象ユーザー初心者中級者初心者〜中級者上級者(SQL必須)
過去データ無制限データ保持期間設定
(2ヶ月、または14ヶ月)
無制限無制限
項目のカスタマイズ性ありとてもありとてもありとてもあり
デザインの自由度低い高いとても高い(BIツールに依存)
共有のしやすさありなしとてもあり(BIツールに依存)
データの精度サンプリングなし
しきい値適用あり
サンプリングあり
しきい値適用あり
サンプリングなし
しきい値適用あり
サンプリングなし
しきい値適用なし
(direct) / (none)割合増加
参考記事URL[GA4] 基本レポートの使い方 [GA4] 探索レポートの使い方GA4×Looker Studioの使い方完全ガイド

以上の情報をまとめると、各レポートに適した用途は以下となります。利用頻度が高いのは、基本データを確認するのに適した「基本レポート」と、報告用レポートや数値管理の自動化に適した「Looker Studio」の2つになります。

  • 基本レポート(管理画面上は「レポート」と表示):全体感や基本的なデータの確認
  • 探索レポート(管理画面上は「探索」と表示):詳細な分析作業
  • 広告レポート(管理画面上は「広告」と表示):アトリビューション分析
  • Looker Studio:報告用レポートの作成や日々の数値管理
  • BigQuery:データエンジニアによるSQLを使った高度な分析

探索レポートを利用する際はデータ保持期間とサンプリングに注意

探索レポートは、データ保持期間の影響を受けて過去データが最大14ヶ月までしか遡れないこと、また集計するデータ量が多い際に行われるサンプリングによりデータの精度が落ちるというデメリットがあります。そのため、基本的なデータの確認やレポート作成には、「基本レポート」と「Looker Studio」を利用し、探索レポートでしかできないファネル分析や経路データ分析を行う時に利用するようにしましょう。

□ 関連記事:GA4のデータ保持期間

□ 関連記事:GA4のサンプリング

しきい値の適用は大幅に減少

GA4のしきい値とは、ユーザーのプライバシー保護、具体的にはユーザーの情報から個別ユーザーの身元や機密情報を推測できないようにレポートから特定のデータを除外する仕組みで、以前はデータの精度に影響を与えていました。しかし、2024年2月12日にしきい値適用の大きな要因となっていたGoogleシグナルがレポート用識別子から削除され、しきい値がほぼ適用されなくなったため現在は特に考慮する必要はありません。

□ 関連記事:GA4のしきい値

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GA4(Googleアナリティクス)基本レポート

ここからのセクションでは、各レポート機能の概要や使い方、よく見るレポート例をご紹介していきます。レポート例では、UAのレポートとの比較表もつけていますので、UAで見ていたレポートをGA4のどこで見ればよいか分からないという方もぜひ参考にしてください。

基本レポートとは?

GA4の基本レポートは、ウェブサイトやアプリの全体感や基本的なデータを確認するためのレポートです。

基本レポートは、どのプロパティにも必ず固定で表示される「レポートのスナップショット」「リアルタイム」と、GA4の設定内容に基づいて表示される「レポートコレクション」で構成されます。なお、「レポートコレクション」はカスタマイズをすることで、レポートの追加や削除も可能です。

□ 関連記事:[GA4] 基本レポートの使い方

レポートスナップショットとリアルタイム、レポートコレクション
(引用)GA4の基本レポート

基本レポートで確認できるレポート

リアルタイムレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「リアルタイム」

リアルタイムレポートでは、直近30分のユーザー情報をリアルタイムで確認できます。自動的に以下のカードが表示され、変更することはできません。

  • 過去30分間のユーザー数
  • 参照元、メディア、キャンペーンごとのユーザー数(ユーザー獲得)
  • オーディエンスごとのユーザー数
  • ページタイトルまたはスクリーン名ごと表示回数
  • イベント名ごとのイベント発生数
  • イベント名ごとのコンバージョン数

□ 関連記事:[GA4] リアルタイムレポートの使い方

GA4のリアルタイムレポート
(引用)GA4のリアルタイムレポート

ユーザー属性レポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「ユーザー属性」>「ユーザー属性の詳細」

ユーザー属性レポートでは、ウェブサイトに訪問したユーザーの属性などの情報が確認できます。

デフォルトのディメンションは「国」になっていますが、「国」の右にあるプルダウンをクリックすると、以下のディメンションに切り替えることができます。

  • 地域
  • 市区町村
  • 言語
  • 年齢
  • 性別
  • インタレスト カテゴリ
GA4でユーザー属性を確認する
(引用)GA4のユーザー属性レポート

(参考)UAのユーザー属性レポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
ユーザー>ユーザー属性>年齢・性別ユーザー属性>ユーザー属性の詳細>年齢・性別
ユーザー>インタレスト>アフィニティカテゴリユーザー属性>ユーザー属性の詳細>インタレストカテゴリ
ユーザー>地域>言語・地域ユーザー属性>ユーザー属性の詳細>言語・地域

check-icon 年齢や性別の「unknown」について

ユーザー属性データは、Googleアカウントにログインしているユーザーで、さらにクッキーの使用に同意している場合にのみ収集されます。ユーザー属性が不明な場合には「unknown」と表示されることになります。

□ 関連記事: [GA4] ユーザー属性の設定方法 | 年齢・性別データが見れない場合の対処法をわかりやすく解説

デバイスレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「テクノロジー」>「ユーザーの環境の詳細」

デバイスレポートでは、ウェブサイトに訪問したユーザーのデバイスやブラウザなど利用環境の情報が確認できます。デフォルトのディメンションは「ブラウザ」になっていますが、「ブラウザ」の右にあるプルダウンをクリックすると、以下のディメンションに切り替えることができます。

  • ブラウザ
  • デバイス カテゴリ
  • デバイスモデル
  • 画面の解像度
  • アプリのバージョン
  • プラットフォーム
  • OS のバージョン
  • プラットフォーム / デバイス カテゴリ
  • オペレーティング システム
  • OS とバージョン
GA4でユーザーの利用デバイスを確認する
(引用)GA4のデバイスレポート

(参考)UAのデバイスレポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
ユーザー>モバイル>概要テクノロジー>ユーザーの環境の詳細>デバイスカテゴリ
ユーザー>テクノロジー>ブラウザとOSテクノロジー>ユーザーの環境の詳細>ブラウザ・OS

トラフィック獲得レポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「集客」>「トラフィック獲得」

トラフィック獲得レポートは、ウェブサイトやアプリに訪れる全てのトラフィックの流入経路を分析します。これには新規ユーザーだけでなく、リピーターも含まれます。どのチャネルが最も多くトラフィックをもたらしているか、また、どれだけエンゲージメントやコンバージョンにつながっているかといったトラフィックの質を評価します。

デフォルトのディメンションは「セッションのデフォルト チャネル グループ」になっていますが、「セッションのデフォルト チャネル グループ」の右にあるプルダウンをクリックすると、以下のディメンションに切り替えることができます。

  • セッションのデフォルト チャネル グループ
  • セッションの参照元 / メディア
  • セッションのメディア
  • セッションの参照元
  • セッションのキャンペーン
  • セッションの参照元プラットフォーム

□ 各ディメンションの説明:[GA4] トラフィック獲得レポート

GA4でセッションのチャネルを確認する
(引用)GA4のトラフィック獲得レポート

ユーザー獲得レポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「集客」>「ユーザ獲得」

GA4では、集客レポートが大幅に強化され、新規ユーザー獲得に寄与した流入経路を簡単に評価できるようになりました。UAでは、「モデル比較ツール」を使用したアトリビューション分析により、起点となる流入経路を確認することが可能でしたが、操作が複雑であったため、多くのユーザーが十分に活用することができませんでした。GA4ではこのプロセスが非常に簡単になったので、積極的に活用していきましょう。

このユーザー獲得レポートは、どの流入経路で新規ユーザーを獲得したかを確認できます。どのチャネルが多く新規ユーザーをもたらしているか、また、それらのユーザーがどれだけエンゲージメントやコンバージョンにつながっているかといったユーザーの質を評価します。

デフォルトのディメンションは「セッションのデフォルト チャネル グループ」になっていますが、「セッションのデフォルト チャネル グループ」の右にあるプルダウンをクリックすると、以下のディメンションに切り替えることができます。

  • 最初のユーザーのデフォルト チャネル グループ
  • ユーザーの最初の参照元 / メディア
  • ユーザーの最初のメディア
  • ユーザーの最初の参照元
  • ユーザーの最初のキャンペーン
  • ユーザーの最初の参照元プラットフォーム
  • 最初のユーザーのGoogle広告の広告ネットワークタイプ
  • 最初のユーザーのGoogle広告の広告グループ名

□ 各ディメンションの説明:[GA4] ユーザー獲得レポート

GA4でユーザーの最初のチャネルを確認する
(引用)GA4のユーザー獲得レポート

Google広告キャンペーンレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「集客」>「集客サマリ」>「Google広告キャンペーンを表示」

Google広告キャンペーンレポートは、GA4とGoogle広告アカウントをリンクすることで、Google広告のパフォーマンスをGA4で確認することができます。

デフォルトのディメンションは「セッションのGoogle広告キャンペーン」になっていますが、「セッションのGoogle広告キャンペーン」の右にあるプルダウンをクリックすると、以下のディメンションに切り替えることができます。

  • セッションのGoogle広告キャンペーン
  • セッションのGoogle広告グループ名
  • セッションのGoogle広告キーワードのテキスト
  • セッションのGoogle広告クエリ
  • セッションのGoogle広告ネットワークタイプ
  • セッションのGoogle広告アカウント名

□ 各ディメンションの説明:[GA4] Google 広告キャンペーン レポート

Google広告キャンペーンレポート
(引用)Google広告キャンペーンレポート

サーチコンソールレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「Search Console」

サーチコンソールレポートは、GA4とサーチコンソールをリンクすることで、Googleオーガニック検索のキーワードやランディングページ別のパフォーマンスをGA4で確認することができます。

特にGoogleオーガニック検索ランディングページレポートでは、各ランディングページからどれだけコンバージョンに貢献しているかが確認できるので、SEOに取り組まれている方は積極的に活用しましょう。

サーチコンソールのクエリレポート
(引用)Googleオーガニック検索クエリレポート
サーチコンソールのページレポート
(引用)Googleオーガニック検索ランディングページレポート

(参考)UAの代表的な集客レポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
集客>すべてのトラフィック>チャネル集客>トラフィック獲得>セッションのデフォルト チャネル グループ
集客>すべてのトラフィック>参照元 / メディア集客>トラフィック獲得>セッションの参照元 / メディア
集客>すべてのトラフィック>キャンペーン集客>トラフィック獲得>セッションのキャンペーン
集客>Google広告集客>集客サマリ>Google広告キャンペーン
集客>Search ConsoleSearch Console

ランディングページレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「エンゲージメント」>「ランディングページ」

ランディングページは、ウェブサイトに訪問したユーザーが最初に訪れたページのことです。ランディングページレポートでは、どのランディングページが最も多くトラフィックをもたらしているか、また、どれだけエンゲージメントやコンバージョンにつながっているかを評価することができます。

これを把握することで、どんなニーズを持ったユーザーがサイトに訪問しているかを理解することができ、またトラフィックを多く集めているが、コンバージョンにつながっていないページを修正することでより多くのコンバージョンを獲得することができます。

□ 関連記事:[GA4] ランディングページ分析方法とLooker Studioを使ったレポート作成方法

GA4でランディングページを確認する
(引用)GA4のランディングページレポート

ページとスクリーンレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」

ページとスクリーンレポートでは、どのページがよく見られているか、またどれだけエンゲージメントにつながっているかを評価することができます。

ページとスクリーンレポート
(引用)GA4のページレポート

(参考)UAの代表的なエンゲージメントレポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
行動>サイトコンテンツ>すべてのページエンゲージメント>ページとスクリーン
行動>サイトコンテンツ>ランディングページエンゲージメント>ランディングページ

コンバージョンレポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「エンゲージメント」>「コンバージョン」

コンバージョンレポートでは、コンバージョンとして設定しているイベントごとのコンバージョン数が確認できます。

当然ですが、コンバージョンの設定に不備があると正しくコンバージョンレポートが表示されません。特に、コンバージョンのカウント方法をGoogleが推奨している「イベントごとに1回」のままにしておくと、ユーザーが目標ページを何度もリロードし、1回のセッションで5件のコンバージョンを達成した場合、コンバージョンが5回カウントされてしまいます。

設定に不安がある方は、[GA4] コンバージョン設定方法を分かりやすく解説で設定方法を詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

GA4でコンバージョン数を確認する
(引用)GA4のコンバージョンレポート

収益化(eコマース)レポート

レポートの場所:左メニューの「レポート」>「収益化」>「概要」

収益化(eコマース)レポートでは、どのチャネル、参照元/メディア、キャンペーン、デバイス、ユーザー属性、地域が最も収益を上げているかを確認できるだけでなく、どの商品がよく売れているかも可視化できます。

eコマースレポート
(引用)GA4のeコマースレポート

(参考)UAの代表的なeコマースレポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
コンバージョン>eコマース>概要収益化>概要
コンバージョン>eコマース>商品の販売状況収益化>eコマース購入数

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基本レポートの使い方(カスタマイズや共有方法も)

次に、基本レポートの使い方をご紹介します。基本レポートは、特定のトピックをまとめた「概要レポート」とより詳細なデータを確認できる「詳細レポート」の2種類が用意されています。

この記事では、より利用頻度の高い「詳細レポート」の使い方を解説します。概要レポートの使い方など詳細は、[GA4] 基本レポートの使い方をご覧ください。

詳細レポートの使い方
(引用)GA4のトラフィック獲得レポート

1. 期間の変更:レポートの期間を変更したり、別の期間のデータとの比較ができます。

2. データ品質:データのしきい値やサンプリングの有無を確認できます。

3. フィルタの適用:特定の条件でデータを絞り込むことができます。

4. データ比較:特定のセグメント同士のデータを比較することができます。たとえば、性別ごとでデータを比較できます。

5. 共有とエクスポート:レポートへのリンクを共有したり、レポートをPDFやCSVでダウンロードできます。この機能は、対象のGA4プロパティの編集者と管理者のみ利用可能です。

6. インサイト:機械学習とユーザーが設定した条件を元に自動で分析をしてくれます。

7. カスタマイズ:レポートに表示されるディメンション、指標、グラフの形式をカスタマイズできます。この機能は、対象のGA4プロパティの編集者と管理者のみ利用可能です。また、変更は対象のGA4プロパティのすべてのユーザーに適用されるので、注意して行いましょう。

8. ディメンションの変更:用意されたディメンションの中から好きなディメンションに変更できます。

9. セカンダリディメンションの追加:用意されたディメンションの中から好きなディメンションを追加し、2つのディメンションの掛け合わせで分析できます。

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GA4(Googleアナリティクス)探索レポート

探索レポートとは?

GA4の探索レポートは、項目(ディメンションや指標)のカスタマイズがしやすく、セグメントを使った高度な分析を行うことができます。データをより詳しく分析したい時に利用しましょう。

□ 関連記事:[GA4] 探索レポートの使い方

探索レポートのテンプレートの種類

「探索レポート」には7種類のテンプレートが用意されています。ゼロから自分でひとつずつ設定していくこともできますが、これらのテンプレートを使えば、あらかじめ設定されたテンプレートをベースに必要な項目に変更するだけで簡単に高度な分析を行うことができます。

探索レポートのテンプレートギャラリー
引用:GA4の探索テンプレート

各テンプレートに適した用途

自由形式:最もよく利用するレポートです。表やチャート形式で、ディメンション(行)や指標(列)を自由に設定し、分析を行うことができます。

ファネルデータ分析:任意のページ、次のページ、到達ページでファネル分析をすることができます。ユーザーに辿ってほしい導線設計がある場合、狙い通りにユーザーが動いてくれているか、どのステップで離脱しているかを確認できます。

経路データ分析:特定のページを起点にユーザーがどのページに繊維しているかを確認できます。

セグメントの重複:任意で作成した複数のセグメントの重複度合いを確認できます。

ユーザーエクスプローラー:個別のユーザーごとに時系列でどこから来て、サイト内でどういった行動をしているかを確認できます。優良ユーザーの分析などに有効です。

コホートデータ探索:初回接触日を起点に、それらのユーザーグループがその後リピートして訪問や購入などを行っているかを確認できます

ユーザーのライフタイム:GA4で収益を計測している場合、ユーザーのLTVが確認できます。例えば、参照元 / メディアごとのLTVを確認することで、チャネルごとに最適なマーケティング目標を設定することができます。

探索レポートの利用例

経路データ探索(ゴールフロー)レポート

UAでは「ゴールフロー」レポートがメニュー内にあり、コンバージョンに至るまでのユーザーのページ遷移を簡単に示してくれましたが、GA4の基本レポートのメニューからはこれが無くなりました。

しかし、GA4の探索レポートの経路データ探索機能を使用することで、UAの「ゴールフロー」と同様にコンバージョンまでの経路を可視化できます。

レポートの場所:左メニューの「探索」>「経路データ探索」

□ 具体的な設定方法:[GA4] 探索レポートの経路データ探索の使い方

コンバージョン経路レポート
(引用)GA4の探索の経路データ探索

ファネルデータ探索(目標到達プロセス)レポート

UAでは、「目標到達プロセス」レポートを用いてステップを設定し、主要な導線の遷移率や離脱点を確認することができましたが、これも上記と同様にGA4の基本レポートのメニューからは削除されました。

しかし、GA4の探索レポートの中のファネルデータ探索を使用することで、UAで行っていたように主要なステップごとの放棄率を可視化することが可能です。

レポートの場所:左メニューの「探索」>「ファネルデータ探索」

□ 具体的な設定方法:[GA4] 探索レポートのファネルデータ探索の使い方

ファネル分析レポート
(引用)GA4の探索のファネルデータ探索

(参考)UAの代表的なコンバージョンレポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
コンバージョン>目標>概要エンゲージメント>コンバージョン
コンバージョン>マルチチャネル>コンバージョン経路広告>コンバージョン経路
コンバージョン>目標>ゴールフロー探索>経路データ探索
コンバージョン>目標>目標到達プロセス探索>ファネルデータ探索

探索レポートの使い方

探索レポートの作成方法や共有方法については、この記事では概要だけお伝えしておきます。詳しい手順は、[GA4] 探索レポートの使い方をご覧ください。

探索レポートの作成方法

探索レポートは、以下の3ステップで作成できます。

  • レポートの種類を選ぶ
  • レポートに利用したい項目を選択する
  • レポート項目を設定する

探索レポートの共有方法

探索レポートには、以下2種類の共有方法が用意されています。

  • URLで共有する方法
  • データをPDFやCSVでダウンロード(エクスポート)する方法

両方とも共有するユーザーが対象のGA4プロパティの編集権限以上を持っていることが条件となりますので、注意しましょう。

GA4(Googleアナリティクス)広告レポート

広告レポートとは?

前述の通り、GA4の広告レポートはアトリビューション分析に特化したレポートになります。広告レポートを使うと、以下のように誰でもかんたんにアトリビューション分析ができ、集客施策をより精密に評価できるようになります。複数のデジタル広告を実施している方で、ラストクリックでしか施策を評価できない方はぜひ活用してください。

広告レポートで確認できるレポート

コンバージョン経路レポート

レポートの場所:左メニューの「広告」>「コンバージョン経路」

コンバージョン経路レポートは、コンバージョンに至るまでのユーザー行動を分析し、各広告やチャネルの貢献度を可視化します。

コンバージョンに直結する施策に偏っていると、新規ユーザーへのリーチが不足していきます。アトリビューション分析を活用して、貢献度を明確にし、より効率的なマーケティング活動に活かすことができます。

コンバージョン経路レポート
(引用)GA4のコンバージョン経路レポート

(参考)UAの代表的なコンバージョンレポートに対応するGA4レポートの比較表

UA(ユニバーサルアナリティクス)GA4
コンバージョン>目標>概要エンゲージメント>コンバージョン
コンバージョン>マルチチャネル>コンバージョン経路広告>コンバージョン経路
コンバージョン>目標>ゴールフロー探索>経路データ探索
コンバージョン>目標>目標到達プロセス探索>ファネルデータ探索

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Looker Studio(旧データポータル)

Looker Studioとは?

Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。カスタマイズ性が高く、様々な共有方法が用意されているので、報告用レポートやチームでの数値管理用のGA4レポート作成はLooker Studioが最適です。

例えば、Looker Studioの公式GA4コネクタ(無料)を使えば、以下のような非常に分かりやすいGA4レポートを作成することができます。

Looker Studioの使い方

Looker Studioを使ったGA4レポートの作成方法や共有方法については、この記事では概要だけお伝えしておきます。詳しい手順は、GA4×Looker Studioの使い方完全ガイドをご覧ください。

Looker Studioを使ったGA4レポートの作成方法

Looker Studioの使い方は非常に簡単で、以下の3ステップで完成します。慣れないうちはレポート作成に時間がかかりますが、テンプレートを使えば自分で一から作るよりも遥かに短い時間で高いクオリティのレポートが作成できますので、特に初心者の方にはテンプレート活用がオススメです。

  • Looker StudioとGA4を連携してデータソースを作成
  • 作成したデータソースを使ってレポートを作成する
  • 完成レポートを共有(データは自動で更新)

初めてLooker Studioを利用する方は、Looker Studioの使い方に導入方法を説明しているので、導入してから以下の手順にお進みください。

Looker Studioを使ったGA4レポートの共有方法

Looker Studioには以下のように様々な共有方法が用意されています。

  • ユーザーを個別に招待する
  • ユーザーをまとめて招待する
  • 自動メール配信
  • PDF形式でダウンロード
  • レポートへのリンクを取得する
  • 他のサイトにレポートを埋め込む
  • ソーシャルメディアでの共有

□ 各共有方法の詳細:[Looker Studio] レポートの共有方法まとめ

Looker StudioのGA4レポートテンプレート

ここからインハウスプラスがLooker Studioで作成したGA4のレポートテンプレートをご紹介します。Looker Studioを活用したいけれど一から作るのは面倒という方は、ぜひご利用ください。カスタマイズも自由自在です。

□ 関連記事:【無料テンプレあり】GA4 Looker Studioテンプレート

月別レポート

直近12ヶ月分の主要な指標の推移を表形式とグラフ形式でまとめた月別レポートです。グラフ形式では、昨年同月比も確認できます。

日別レポート

選択期間(デフォルトの期間は先月)の主要な指標の実績を表形式でまとめた日別レポートです。上部のスコアカードでは、前の期間と昨年同月比も確認できます。

全体サマリレポート

ユーザー数、ページビュー数、コンバージョン数などの主要な指標の実績を、前月比と前年同月比で比較したサマリレポートです。

ユーザーサマリレポート

選択期間(デフォルトは先月)におけるユーザー数とコンバージョン数の年齢、性別、デバイス別、都道府県別の割合をまとめたレポートです。

集客サマリレポート

選択期間(デフォルトは先月)における流入経路別のパフォーマンスと、サーチコンソールのTOPキーワードをまとめたレポートです。

コンバージョンサマリレポート

選択期間(デフォルトは先月)におけるコンバージョン数、コンバージョンの内訳、および流入経路別のコンバージョン数を一元的にまとめたサマリーレポートです。

ECサイト向け月別レポート

直近12ヶ月分のECの主要な指標の推移を表形式とグラフ形式でまとめた月別レポートです。グラフ形式では、昨年同月比も確認いただけます。

ECサイト向け日別レポート

選択期間(デフォルトの期間は先月)のECの主要な指標の実績を表形式でまとめた日別レポートです。上部のスコアカードでは、前の期間と昨年同月比も確認いただけます。

ECサイト向け全体サマリレポート

ユーザー数、購入数、売上などのECの主要な指標の実績を、前月比と前年同月比で比較したサマリレポートです。

eコマースサマリ

選択期間(デフォルトは先月)における日別売上推移や商品アイテム・商品カテゴリ別の売上をまとめたレポートです。

カテゴリ別売上の推移

直近12ヶ月分のカテゴリ別売上の推移をグラフ形式でまとめた月別レポートです。

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BigQuery

BigQueryとは?

BigQueryはGoogle Cloud Platform(GCP)の一部であり、大規模なデータウェアハウスサービスです。大量のデータを保存や分析するためのツールで、企業はこれを使うと大量の情報を簡単に、そして早く分析することができます。

BigQueryでGA4データを扱う際の注意点

ただし、GA4のデータをBigQueryで利用する際、

  • SQLの知識が必要
  • BigQueryの設定を正しく行わないと費用が高額になる場合がある
  • GA4の管理画面で設定した内部トラフィック(IPアドレス)の除外や参照元の除外が反映されない

といったデメリットがあります。

また、GA4の管理画面とBigQueryでは、「ノーリファラー」の扱いが異なるため、GA4の管理画面よりもBigQueryの方が「(direct) / (none)」の割合が増えることがあります。これは分析において非常に重要な側面で、こういったデータ処理の違いをどう捉えるか、利用者には高いデータ解析能力が求められることになります。

したがってBigQueryは、大規模なサイトを運営している、かつ社内にGA4の仕様を深く理解した優秀なデータエンジニアがいる企業向けの選択肢となります。

check-icon ノーリファラーの扱い

GA4の場合
セッションの流入経路がノーリファラーだった場合、その1つ前の流入経路を持ってくる。同一ユーザーのすべての訪問の流入経路がノーリファラーだった場合にのみ「参照元 / メディア」が「 (direct) / (none) 」となる。

BigQueryの場合
セッションの流入経路がノーリファラーだった場合、そのまま「参照元 / メディア」が「 (direct) / (none) 」として記録され、その1つ前の流入経路を持ってくるという仕様にはなっていない。

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導入社数2,000社突破!
GA4レポートをLooker Studioで自動化するならインハウスプラス

Looker Studioは無料で高機能な素晴らしいツールである一方、使いこなすようになるまでに少し時間が必要ですが、テンプレートを使えばあらかじめ出来上がったテンプレートをベースに必要な部分だけをカスタマイズするだけで良いので、自分でゼロからレポートを作るよりも遥かに短い時間で高いクオリティのレポートが作成できます。

2,000社以上の企業が利用するインハウスプラスのLooker Studioテンプレートを使えば、一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成でき、レポートもコピーするだけ数分で完成、カスタマイズも自由自在です。またGA4の専門家の小川卓さんに顧問として参画いただき、GA4の仕様変更があった際はテンプレートを随時アップデートしているので、ずっと安心してご利用いただけます。

GA4レポートテンプレート

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分析を効率化(8ページ)

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ECサイト向けGA4レポートテンプレート

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SEO報告用レポート(19ページ)

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SEO数値管理レポート(11ページ)

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