Facebook広告レポートの作り方と自動化方法

【テンプレート付】Facebook広告レポート作成ガイド|Looker Studio(旧データポータル)でかんたん自動化

この記事では、Facebook広告レポートを効率的に作成したい方に向けて、Facebook広告レポートで押さえるべきポイント、管理画面を使ったレポート作成方法、Looker Studioを活用してFacebook広告レポートを自動化する方法を分かりやすく解説します。さらに権限を付与するだけで使える便利なFacebook広告レポートテンプレートもご紹介するので、レポート業務に時間が使えない方はぜひご活用ください。

人気テンプレート:クライアントや社内への報告や日々の数値をチェックするレポートとして人気のFacebook広告レポート

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人気テンプレート:Facebook広告を含め、合計33種類以上の広告データを一元化できる高機能なWeb広告レポート

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Contents

Facebook広告レポートで押さえるべきポイント

Facebook広告レポートにどの項目を入れるかはもちろん各社のFacebook広告の目的や戦略によって異なりますが、共通して誰もが確認すべきポイントも存在します。ここではそれらのポイントをレポートの種類と項目に分けて解説します。

Facebook広告レポートの種類

Facebook広告レポートの必須項目として入れたいKPI指標

各レポートの指標には、以下の項目を網羅するようにしましょう。

費用

利用した広告費です。広告代理店が運用を行なっている場合は、この費用に運用手数料を含めるかどうか事前に取り決めをしておきましょう。

表示回数

ユーザーに広告が表示された回数です。インプレッションとも呼びます。

CPM(インプレッション単価)

ユーザーに広告を1,000回表示するのにかかった平均費用です。費用÷表示回数×1,000で算出されます。例えば表示回数が10,000回で費用が50,000円の場合、CPM(インプレッション単価)は、5,000円です。

CTR(クリック率)

表示された広告をユーザーがクリックした比率です。広告クリエイティブ(バナーやテキスト見出し)の良し悪しを判断する際に参考にします。クリック数÷表示回数で算出されます。例えば表示回数が1,000回でクリック数が5回の場合、CTR(クリック率)は0.5% です。

(リンクの)クリック数

ユーザーが広告のリンクをクリックした回数です。Facebook広告には、リンククリックとすべてのクリックの2種類ありますが、広告レポートではリンクのクリックを利用しましょう。

(関連記事)

リンクのクリックとすべてのクリックの違いはこちら

CPC(クリック単価)

1クリックを獲得するのにかかった平均費用です。費用÷クリック数で算出されます。例えばクリック数が100回で費用が50,000円の場合、CPC(クリック単価)は、500円です。

CVR(コンバージョン率)

広告のクリックからユーザーがコンバージョンした比率です。コンバージョン÷クリック数で算出されます。例えばクリック数が100回でコンバージョンが2件の場合、CVR(コンバージョン率)は、2%です。

コンバージョン(結果)

ユーザーが広告をクリック(または閲覧)した後、広告管理画面でコンバージョン(結果)と定義したユーザー行動の数です。コンバージョン(結果)には、商品の購入・お問い合わせ・会員登録・資料請求などさまざまなユーザー行動を設定することができます。ECサイトの場合、コンバージョン値を設定すれば、コンバージョンの数だけでなく売上も把握することができます。

CPA(コンバージョン単価)

1コンバージョンを獲得するのにかかった平均費用です。費用÷コンバージョンで算出されます。例えばコンバージョンが5件で費用が50,000円の場合、CPA(コンバージョン単価)は、50,000円です。

ROAS

かけた広告費に対してどれだけ売上が上がったかを表す指標です。ECサイトでコンバージョン値を設定していれば、コンバージョン値÷費用で算出されます。例えばコンバージョン値が500万円で費用が100万円の場合、ROASは、500%です。

データの更新頻度

レポートの項目としてはこれでほとんどの場合十分ですが、項目と同じくらい重要なのが更新頻度です。Facebook広告の効果を改善するポイントは、日々データを確認しながら改善を繰り返すことになるため、データは必ず毎日更新するようにしましょう。

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Facebook広告管理画面のレポート作成方法

Facebook広告レポートを広告マネージャーで確認する方法

Facebookがあらかじめ用意しているレポートを使えば、ゼロから設定する必要なく、すぐにレポートを作成できるので、初心者の方にオススメです。また、項目に過不足があれば、項目をカスタマイズすることもできます。

1. Facebook広告マネージャを開く

2. 右上の「レポート」を選択し、標準レポートの中から好きなレポートを選択する

Facebook広告管理画面のレポートを選択
引用:Facebook広告管理画面

3. 選択したレポートが表示されます

今回は、例として広告セットレポートを作成してみました。

標準レポートから広告セットレポートを作成
引用:Facebook広告管理画面

Facebook広告レポートの基本的な使い方と操作方法

項目をカスタマイズする

レポートの項目に過不足があれば、追加や削除も可能です。画面右側のメニューの中から必要な項目を選択しましょう。なお、内訳は年齢や性別のような分析軸(ディメンション)で、指標はリンクのクリックやリーチのような指標です。

標準レポートの項目をカスタマイズする
引用:Facebook広告管理画面

カスタマイズしたレポートを保存する

カスタマイズした標準レポートは、名前を変更して右上の「保存」を選択すれば、保存することができます。

カスタマイズしたレポートを保存する
引用:Facebook広告管理画面

保存したレポートを開く

ビジネスマネージャを開き、ビジネス設定の右上の三本線>広告レポートを選択します。

保存したレポートを開く
引用:Facebook広告管理画面

すぐに保存したレポートの一覧が表示されます。

保存したレポートを開く
引用:Facebook広告管理画面

レポートをダウンロードする

「エクスポート」を選択すると、以下3種類のフォーマットの中からデータをダウンロードすることができます。

  • フォーマット済みデータ表(.xlsx)
  • 未加工データ表
  • CSV(.csv)
レポートをダウンロードする
引用:Facebook広告管理画面

レポートをURLで共有する

「シェア」を選択すると、レポートを共有したいメンバーにURLで共有することもできます。

  • 社員とシェア:対象の広告アカウントにアクセスできるユーザーのみ閲覧や編集が可能です。※ログイン必須
  • 他の人とシェア:オンにするとアクセス権がないユーザーにもレポートが共有できます
レポートをURLで共有する
引用:Facebook広告管理画面

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Facebook広告レポートの作成を自動化する方法

Facebook広告レポートを実際にクライアントや社内に提出する場合は、読み手が見やすいようにレポートのフォーマットを整える必要があります。

毎回管理画面からデータをダウンロードして、レポートを作成する方法では手間がかかってしまうので、定期的にレポートを作成する必要がある場合は、レポートの自動化を行いましょう。

ここでは、Facebook広告レポートを自動化する方法とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

広告レポート自動化ツール

インハウスプラスなどの広告レポート自動化ツールは、複数の広告媒体のレポートを自動化してくれるツールです。クリエイティブレポートが必要な方、複数のWeb広告を横断したレポートが必要な方は、広告レポート自動化ツールがおすすめです。

メリット

  • 複数の広告媒体のレポートを自動化できること
  • クリエイティブレポートが作成できること

デメリット

  • ツールを使いこなすのに時間がかかること
  • 費用がかかること

check-icon インハウスプラスなら誰でも簡単にFacebook広告レポートを自動化できます

インハウスプラスの【サブスク版】Facebook/Instagram広告レポートテンプレート for Looker Studio(0002)なら、Facebook広告アカウントの権限を付与するだけで1営業日でFacebook広告レポートが完成します。無料トライアルもご用意しているので、ぜひお試しください。

Looker Studio(旧データポータル)

Looker Studioは、レポート作成やモニタリングを自動化し、関係者と簡単に共有できるGoogleが提供する無料で高機能なBIツールです。

メリット

  • 無料で見やすいレポートを簡単に作成できること

デメリット

  • 操作は簡単だが、ゼロベースでレポートを作り始めると一定の時間がかかること
  • Faceboo広告は無料コネクタが用意されていないため、別途データ取得の仕組みを作る必要があること。

check-icon インハウスプラスなら誰でも簡単にFacebook広告レポートを自動化できます

インハウスプラスの【サブスク版】Facebook/Instagram広告レポートテンプレート for Looker Studio(0002)なら、Facebook広告アカウントの権限を付与するだけで1営業日でFacebook広告レポートが完成します。無料トライアルもご用意しているので、ぜひお試しください。

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便利なFacebook広告Looker Studio(旧データポータル)レポートテンプレート一覧

ここから便利なFacebook広告レポートテンプレートをご紹介します。管理画面からデータをダウンロードし手動でスプレッドシートを更新して、そのデータをLooker Studioに繋げれば、デモレポートを参考にご自身でも作成できます。

一方、ご自身でゼロから仕組みを構築する場合は最低10時間以上の時間がかかり、また日々のデータ更新も必要です。また肝心なクリエイティブレポートは作成できないため、時間を有効に活用したい方はぜひインハウスプラスの【サブスク版】Facebook/Instagram広告レポートテンプレート for Looker Studio(0002)をご利用ください。レポートは権限付与するだけ1営業日で完成レポートが届き、カスタマイズも自由自在です。

サマリレポート

すべてのKPIを一つのページで確認できるサマリレポートです。KPIサマリに加え、各キャペーン別の実績を確認できます。

月別レポート

各KPIが月別にどう推移したかを確認できる月別レポートです。運用型広告は近視眼的になりがちですが、月別レポートがあることで常に現状を俯瞰できるようになります。表で細かい数値を確認しながら、チャートで全体のトレンドを把握できます。

日別レポート

各KPIが日別でどう推移したかを確認できる日別レポートです。施策の前後でどのKPIがどう変化したかを細かく確認できます。月別レポートと同じく、表で細かい数値を確認しながら、チャートで全体のトレンドを把握できます。

キャンペーンレポート

キャンペーン別のパフォーマンスを確認できるキャンペーンレポートです。Facebook広告で最も上位の階層がキャンペーンになるので、まずはキャンペーン別の効果を俯瞰して分析した上で、次に紹介する広告セットやクリエイティブへ深掘りしていきましょう。

広告セットレポート

広告セットごとのパフォーマンスを確認できる広告セットレポートです。

リンク先URLレポート

ランディングページ別のパフォーマンスを確認できるリンク先URLレポートです。

広告クリエイティブレポート

ディスプレイ広告のクリエイティブバナー別のパフォーマンスを確認できる広告(ディスプレイ)レポートです。

デバイス別レポート

デバイス別のパフォーマンスを確認できるデバイス別レポートです。

ユーザーレポート

年齢・性別ごとのパフォーマンスを確認できるユーザーレポートです。

地域別レポート

都道府県別のパフォーマンスを確認できるユーザーレポートです。

時間帯別レポート

時間帯別のパフォーマンスを確認できるユーザーレポートです。

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Facebook広告レポートに関するよくある質問

Facebook広告のデバイス別や年齢別、地域別の結果(コンバージョン)が表示されません

2021年4月以降、アップルが発表したiOS14.5の影響により「プラットフォーム別」「デバイス別」「年齢別」「性別」「地域別」でのコンバージョン数の内訳が取得できなくなりました。なお、インプレッションやクリック数などは取得できます。

Facebook広告レポートの自動化ならインハウスプラス

インハウスプラスは、様々なニーズに対応するFacebook広告レポートをご用意しています。用途にあわせてレポートをお選びください。

Facebook広告単体のレポートなら【サブスク版】Facebook広告(Instagram広告含む)レポート(0002)

クリエイティブレポートに加え、特定のコンバージョンアクションをコンバージョンとして設定できる高機能なFacebook広告レポートです。

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複数の広告媒体のデータを一元化するWeb広告レポートなら【サブスク版】WEB広告レポート(0009)

合計33媒体の広告データを一元化できる高機能なWeb広告レポートです。

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導入社数2,000社突破!Looker Studioをフル活用するならインハウスプラス

インハウスプラスでは、さまざまなニーズに応えるカスタマイズ可能なLooker Studioレポートテンプレートを提供しています。これらのテンプレートを活用することで、既製のテンプレートをベースに必要な部分のみをカスタマイズするだけで、ゼロからレポートを作成するよりもはるかに短時間で高品質なレポートが作成できます。

GA4・サーチコンソール・Google広告レポートは買い切りプラン

買い切りプランは、2,000社以上が利用するインハウスプラスの中でも特に人気のプランです。GA4、サーチコンソール、Google広告に対応し、一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成可能です。レポートはコピーするだけで数分で完成し、カスタマイズも自由に行えます。また、Googleアナリティクスの専門家の小川卓さんが顧問として参画しており、GA4の仕様変更時にはテンプレートを随時アップデートしていますので、ずっと安心してご利用いただけます。

GA4レポートを自動化(61ページ)

【買い切り版】GA4 月次レポートテンプレート for Looker Studio(4007)

GA4 月次レポートテンプレート for Looker Studio(4007)

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SEO報告用レポート(19ページ)

【買い切り版】SEO月次レポートテンプレート for Looker Studio(4011)

SEO月次レポートテンプレート for Looker Studio(4011)

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Google広告レポート(20ページ)

【買い切り版】Google広告レポートテンプレート for Looker Studio(4003)

Google広告レポートテンプレート for Looker Studio(4003)

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Web広告・SNSレポートはサブスクリプションプラン

サブスクリプションプランは、初期設定不要で月額4,980円から、Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化できる非常にお得なプランです。お客様の作業は、インハウスプラスに対象アカウントの閲覧権限を付与するだけで、1営業日以内に完成したレポートが届き、その後は毎日自動でデータが更新されます。レポートの内容もお客様側で自由にカスタマイズ可能で、分からないことがあれば無料のテクニカルサポートにいつでも相談できます。

※通常Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化するには、データ取得・更新のためのシステム開発(媒体APIを利用したデータ取得やBigQueryなどのデータベースの保守運用)が必要です

Web広告横断レポート(33媒体対応)

【サブスク版】Web広告横断レポートテンプレート for Looker Studio(0009)

Web広告横断レポート for Looker Studio(0009)

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Facebook広告レポート(12ページ)

【サブスク版】Facebook/Instagram広告レポートテンプレート for Looker Studio(0002)

Facebook広告レポート for Looker Studio(0002)

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Instagramレポート(32ページ)

【サブスク版】Instagramインサイトレポート横型テンプレート for Looker Studio(0010)

Instagramインサイトレポート for Looker Studio(0010)

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カスタムダッシュボード開発やテクニカルサポートもお任せください

レポートテンプレートの提供に加えて、各企業のニーズに合わせて要件定義から実装までを手掛けるカスタマイズ開発や、スポットで気軽にプロフェッショナルに相談できるテクニカルサポートなどの「Looker Studioのデータ活用支援サービス」も提供しています。

小川卓さんをはじめとする経験豊富なスペシャリストがサポートいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

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