Googleデータポータルのレポートのレイアウトの使い方

Googleデータポータルで作成したレポートは、レイアウトを調整することでより操作性が高まります。

このページでは、Googleデータポータルにおける、レポートのレイアウトの使い方をご説明します。

1.表示モードのオプション

レポート編集画面の「テーマとレイアウト」のうち、「レイアウト」にある「表示モード」では以下の設定が可能です。

  • ヘッダーの表示設定
  • ナビゲーションの位置
  • 表示モードの切り替え

それぞれ、どのような部分が変更されるのか、画像を交えつつご説明します。

ヘッダーの表示設定

ヘッダーは、Googleデータポータルのレポート上部に表示される、以下画像の赤枠部分です。

レイアウトの変更画面から操作できる、ヘッダーの表示設定は以下の3つ。

  • 常に表示:常時、ヘッダーが表示される
  • 自動非表示:時間を置いてヘッダーが非表示になり、カーソルを合わせれば再度表示される
  • 最初は非表示:最初からヘッダーが非表示になり、カーソルを合わせれば表示される

ナビゲーションの位置

ナビゲーションは、レポートが複数ページで構成されている場合、各ページを移動するために使用する以下の赤枠部分です。

ナビゲーションの位置は、「左」か「上」のいずれかを選択できます。

「左」に設定した場合、以下の位置にナビゲーションが配置されます。

「上」に設定した場合、以下の位置にナビゲーションが配置されます。

表示モードの切り替え

表示モードは、2種類のモードと余白の有無を切り替えられます。

  • 幅に合わせる
  • 原寸大
  • 余白あり(なし)

表示モードを「幅に合わせる」に設定した場合、以下のように画面の大きさに合わせて表示される要素も拡大表示されます。

一方、表示モードを「原寸大」に設定した場合、画面が大きくなっても各要素はレポートの編集時に指定したサイズが維持されます。

なお、いずれの表示モードを選択したとしても、画面が小さくなった場合は各要素が縮小表示されます。

そして、余白の有無は、レポートの範囲外にレポートのテーマカラーを反映させるか否かを決める項目です。

以下画像は、余白があるレポート・余白のないレポートを並べたものです。


余白があるレポート

余白のないレポート

2.キャンバスサイズ

キャンバスサイズは、レポートのデータを配置する土台の大きさを指します。自由にサイズ変更ができる「カスタム」のほか、もともと4つのサイズが用意されています。

  • US レターサイズ(4:3):縦向き
  • US レターサイズ(4:3):横向き
  • スクリーン(16:9):縦向き
  • スクリーン(16:9):横向き

なお、キャンバスに収まらない要素は、レポートの編集画面では表示されるものの、通常のレポート閲覧時には表示されません。

3.配置先

配置先のオプションは、下記のうちいずれかを選択できます。

  • スマートガイド:コンポーネントを自由に配置可能
  • グリッド:コンポーネントを格子状のマス目に合わせて配置可能

※コンポーネント: 図表・画像など、レポートを構成する要素

「スマートガイド」を選択している場合、上下左右を問わず自由にコンポーネントを配置できます。

配置するコンポーネントを整列させるための補助線が表示されるため、コンポーネントの移動は自由であるものの見た目の整ったレイアウトを実現できます。

一方の「グリッド」は、格子状のマス目に沿ってコンポーネントを配置する設定です。

配置の自由度はスマートガイドに劣るものの、配置できる位置が等間隔になるため、より整ったレイアウトを実現しやすいモードだといえます。

4.グリッドの設定

グリッドの設定では、下記項目を調整できます。

  • サイズ:グリッドのマス目の大きさを指定
  • パディング:グリッドのマス目内の余白を指定
  • 水平オフセット:グリッドの位置を左右に調整
  • 垂直オフセット:グリッドの位置を上下に調整

サイズを大きくするほど、格子状のマス目は大きくなり、配置できる位置が制限されます。


グリッドの設定:サイズ100ピクセルの場合

グリッドの設定:サイズ300ピクセルの場合

最小値は、サイズが10ピクセル、サイズ以外項目が0ピクセルです。

5.レポートレベルのコンポーネントの位置

コンポーネントには、2種類の属性が存在します。

  • レポートレベル:全ページに表示されるコンポーネント
  • ページレベル:単一のページにのみ表示されるコンポーネント

「レポートレベルのコンポーネントの位置」のうち「上」を選べば、レポートレベルのコンポーネントが最も手前に表示されます。

反対に「下」を選べば、レポートレベルのコンポーネントが最も奥に表示されます。

なお、追加したコンポーネントは、デフォルト設定ではページレベルに指定されていますが、コンポーネント上で右クリックを押して「レポートレベルに変更」を押すことでレポートレベルに切り替わります。

最後に

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