[GA4] 標準レポートでECサイトの平均購入単価(旧平均注文額)を確認する方法
この記事では、GA4でECサイトの平均購入単価を確認する方法を解説します。UAの時には、「平均注文額」が簡単に使えましたが、GA4では少しコツがいるので、ぜひ参考にしてください。
Contents
GA4の標準レポートでECサイトの平均購入単価を確認する方法
標準レポートを開く
まず「標準レポート」の中から好きなレポート(この記事では集客レポートのトラフィック獲得を利用)を開き、画面右上の鉛筆マークを選択します。なお、本作業は対象のGA4プロパティの「編集者」以上の権限が必要になります。

「購入による平均収益」の指標を追加する
編集モードになったら、GA4で平均購入単価を意味する「購入による平均収益」を追加します。手順は以下の通りです。
手順1
右側のメニューの「レポートデータ」内の「指標」を選択します。

手順2
続いて「指標を追加」を選択します。

手順3
「購入による平均収益」を追加し、右下の「適用」を選択すれば完了です。

レポートで「購入による平均収益」を確認する
これでECサイトの平均購入単価が表示されました。

作成したレポートを保存する
注:ここから先は「標準レポート」の変更になり影響範囲が大きいため、作業を始める前に「標準レポートの注意点」をご確認ください。
レポートを「新しいレポートとして保存」する
作成したレポートを次回以降も使えるようにするために、レポートを保存します。
手順1
右上の「保存」を選択し、「新しいレポートとして保存」を選択します。

手順2
後で分かるよう名前をつけて「保存」を選択します。

ライブラリから保存したレポートを開く
「ライブラリ」を選択すると、今作成したレポートが表示されるので、それをクリックすると作成したレポートが確認できます。

またライブラリに追加したレポートは、メニューに追加することもできます。詳しくは「[GA4] 標準レポートの使い方 | カスタマイズ方法も詳しく解説」で解説していますので、参考にしてみてください。
標準レポートの注意点
「標準レポート」には以下の制約がありますので注意して利用しましょう。
レポートのカスタマイズは「編集者」以上の権限が必要
この記事でご説明した指標の追加も含めて「標準レポート」のカスタマイズは、対象のGA4プロパティの「編集者」以上の権限が必要になります。
変更内容はすべてのユーザーに反映される
「標準レポート」に変更を加えた場合、その変更内容は対象のGA4プロパティのすべてのユーザーに適用されます。
GA4でECサイトの平均購入単価が入ったレポートを作成するならLooker Studioがおすすめ
ここまでGA4でECサイトの平均購入単価を確認する方法を解説してきましたが、「標準レポート」はデザインの自由度が低いため、報告用レポートとしてはおすすめできません。
報告用レポートなら、分かりやすいデザインでレポートが作成できるLooker Studioがおすすめです。
Looker Studioは無料で高機能な素晴らしいツールである一方、使いこなすようになるまでに少し時間が必要ですが、テンプレートを使えばあらかじめ出来上がったテンプレートをベースに必要な部分だけをカスタマイズするだけで良いので、自分でゼロからレポートを作るよりも遥かに短い時間で高いクオリティのレポートが作成できます。
テンプレートはウェブ上に無料から有料のものまで様々なものがありますが、高品質なテンプレートをお探しの方は2,000社以上が利用するインハウスプラスの買い切りプランのGA4 Looker Studioテンプレートをご利用ください。一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成でき、レポートもコピーするだけ数分で完成、カスタマイズも自由自在です。またGoogleアナリティクス専門家の小川卓さんに顧問として参画いただき、GA4の仕様変更があった際はテンプレートを随時アップデートしているので、ずっと安心してご利用いただけます。
人気テンプレート:クライアントや社内への報告用レポートとして人気のECサイト向けGA4 月次レポートテンプレート
人気テンプレート:日々の数値チェックが簡単になるECサイト向けGA4 標準レポートテンプレート
GA4のカスタムレポート開発や使い方のレクチャーも行なっています
インハウスプラスは、各企業様の課題に合わせて要件定義から実装までを行うGA4のLooker Studioを使ったカスタムレポート開発(個別見積もりで最低5万円〜)や、GA4のテクニカルサポート(月1万円〜)などの「GA4のデータ活用支援サービス」もご提供しています。
顧問として参画いただいているGAの専門家の小川卓さんを含め実績豊富なスペシャリストがサポートしますので、まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
こちらの記事もおすすめ
- [GA4] 計算指標の使い方 | おすすめの設定例や注意点も分かりやすく解説GA4の計算指標は、GA4にデフォルトで用意されている指標を元に、四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)を使って新しく指標を作る機能です。この記事では、計算指標の使い方やおすすめの設定例、注意点を分かりやすく解説します。
- [GA4] ページビュー数(PV数)を確認する方法 | 日別やページ別の確認方法も解説この記事では、GA4で「ページビュー数(PV数)」を確認する方法を解説します。UAの「ページビュー数」は、GA4では「表示回数」と名称が異なり少しややこしくなっているので、仕様を正しく理解して使いましょう。
- Instagramビジネスアカウントへの切り替えとその確認方法Instagramはビジネスアカウントへ切り替えれば、無料でアクセス解析ができたり、広告を出せるようになります。この記事では、ビジネスアカウントのメリットや切り替え方法を画像付きで分かりやすく解説します。
- [GA4] 探索レポートの使い方 | 共有方法やおすすめテンプレートもGA4の「探索レポート」は、項目のカスタマイズがしやすく、セグメントを使った高度な分析を行うことができます。データをより詳しく分析したい時に利用しましょう。この記事では、GA4の「探索レポート」の種類や使い方を分かりやすく解説します。おすすめのレポートの設定例もご紹介するので、参考にしてみてください。
- [GA4] 標準レポートでECサイトの平均購入単価(旧平均注文額)を確認する方法この記事では、GA4でECサイトの平均購入単価を確認する方法を解説します。UAの時には、「平均注文額」が簡単に使えましたが、GA4では少しコツがいるので、ぜひ参考にしてください。
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。