【随時更新】[UA→GA4]プロパティ自動作成について解説 | 2月までに設定していなかった場合の対応策も
先日、GoogleよりGA4のプロパティを作成していないUAのプロパティは2023年3月以降にGA4のプロパティを自動作成するという案内がありました。この自動作成のより詳細な内容とそれによって何が起こるのかを解説していきます。
また2023年2月までに自動作成を回避する対策(オプトアウト)をしなかった場合や、もし自動作成されてしまった際の対応についても解説します。
現時点ではまだ流動的な情報も多いので新しい情報が入り次第、こちらのページも更新します。
Contents
[UA→GA4]GA4プロパティ自動作成とは
かねてよりユニバーサルアナリティクスはGoogleアナリティクス4に代わるものであり、2023年7月1日をもってユニバーサルアナリティクスのデータ収集は停止されることがアナウンスされていました。
その中でGoogleはUAからGA4の移行を促進するためにGA4のプロパティを自動作成することを案内しました。以下の3つが自動移行の内容になります。
- GA4のプロパティを作成していない場合はUAの設定を引き継いだプロパティを自動で作成すること
- GA4のプロパティをすでに作成している場合でもUAのプロパティと接続していない場合はUAのプロパティと接続されたGA4プロパティが新規で作成されること
- UAのプロパティと接続しているGA4のプロパティでも設定アシスタントが完了していない項目は自動でUAのプロパティの設定が自動で設定されること
なお、有償版であるアナリティクス360を利用している場合は自動移行の対象外となるので現時点では対応が不要です。
作成したGA4のプロパティがUAと接続しているかを確認する方法
Googleアナリティクスの対象のUAの管理画面よりGA4設定アシスタントを選択した際に接続済みのプロパティにGA4のプロパティが表示されていればUAとGA4のプロパティはすでに接続されていると判断できます。
どの項目が設定アシスタントを完了しているかを確認する方法
Googleアナリティクスの対象のGA4の管理画面より設定アシスタントを選択すると○/12個が完了としてマーク済みという記載があります。またどの項目が完了となっているかは下の項目の右側に緑のチェックマークがあることで判断できます。
自動で設定されるGA4の項目の内容について
GA4でどのように自動で設定されるかはアナウンスされています。主な項目は以下です。
- UAプロパティ単位のユーザーをコピー
- UAイベントをGA4で再現
- UA のイベント目標と到達ページの目標を GA4 コンバージョンとして再現
- GA4 で UA オーディエンスを再現する
- Google 広告のリンクを UA から移行する
- Google 広告で使われている UA コンバージョンを GA4 の同等の要素に置き換える
すでにGA4での計測を開始している場合には、コンバージョンが自動設定されると突然コンバージョン数が急激に増えるなどが予想されます。
以上のようにすでにGA4で計測を開始していても、設定内容によっては影響を受けるため上記のパターンのどれにご自身の管理しているプロパティが該当するかを把握して必要な対応をとっていきましょう。
Googleが推奨している対応
Googleでは自動作成を案内している一方で、自動移行が行われる前にGA4の設定を手動で行うことを公式が強くおすすめしています。そのためなるべくその案内にしたがって、間に合う場合は手動で設定をするのがよいでしょう。
2月までに自動作成・設定を防ぐ対応をしていなかった場合
一部では2月末までに対策をしなければ自動作成されてしまうという話もありましたが、現時点ではおそらく3月以降になっても自動作成がまだされていなければ対策は間に合うようです。以下ではそれぞれの場合の対応を解説します。
GA4のプロパティを作成していない場合
Google アナリティクス 4 プロパティ(基本設定)を自動作成するのチェックをオフにしましょう(オプトアウト)
対象のUAの管理画面からGA4設定アシスタントを選択し、一番下のチェックを外しましょう。これでGA4のプロパティは自動作成されないと予想されるのでご自身で意図した計測環境をGA4のプロパティを手動で作成して設定しましょう。
GA4のプロパティを作成済みだがUAと接続していない場合
こちらも1つ目と同様に自動作成するのチェックをオフにすることを推奨します。UAと接続していないGA4のプロパティのため、そのままだと新規でGA4のプロパティが自動作成されてしまいます。
GA4とUAの接続をしている場合
GA4の管理画面の設定アシスタントよりすべての項目を完了にすることを推奨します。あわせて念の為接続しているUAの自動作成するのチェックをオフにしておくことがより確実だと思います。
プロパティが自動作成されてしまった場合
すでに計測しているGA4プロパティが他にある場合は自動で作成されたプロパティは削除して問題ないでしょう。一方でGA4プロパティがもともとなかった場合は自動設定された項目や計測状況に問題なければそのまま利用しながら設定を少しずつ見直すのがよいかと思います。
UAの設定がGA4のプロパティに自動で設定されてしまった場合
速やかに設定内容を見直し、必要に応じて修正した方がよいでしょう。自動作成によってこれまでの計測数値が大きく変化してしまう可能性があります。
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