【SNS運用】Instagramインサイト自動レポートの作り方 | 必須項目や便利なテンプレート付き
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Instagramインサイトレポートとは?
Instagramレポートとは、Instagramアカウント運用の事業貢献度や投稿パフォーマンスなどをまとめ、クライアントや上司に報告するためのレポートです。
Instagramレポートの一番の目的は、「Instagramアカウントの目標KPIの振り返りと今後の方針を決定すること」なので、その目的に沿った内容を網羅することが重要です。
本記事では、レポートの作り方やおすすめのレポートツールをご紹介するので、ぜひご覧ください。
例えば、インハウスプラスの提供するInstagramインサイトレポートを使えば、以下のようにアカウントサマリや画像つきの投稿ごとのレポートですべて自動化することができます。
Instagramインサイトレポートに必須で入れたい項目
Instagramインサイトレポートにどの項目を入れるかはもちろん各社のSNS運用の目的や戦略によって異なりますが、共通して誰もが確認すべき項目も存在します。ここではそれらの必須項目をご紹介します。
なお、レポートの項目としてはこれでほとんどの場合十分ですが、単にこれらのデータを羅列するだけでは意味がありません。重要なのはこれらのデータをどう解釈し、どう改善アクションにつなげるかです。
これらの項目を一つ一つ手動で集計するやり方をしていては、毎月のレポート作成だけで多くの時間がかかり重要なデータの解釈や改善アクションにかける時間が無くなってしまいます。
本記事の後半にあるInstagramインサイトレポートのおすすめサンプルのコーナーで、Instagramインサイトレポートの必須項目を網羅した全自動レポートのサンプルを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
新規フォロワー数
特定の期間内に獲得したフォロワー数です。日別レポートで各投稿と新規フォロワー数との関連性を見ていきながら、月別レポートで全体の推移を俯瞰できるようにするのがおすすめです。
投稿リーチ数
特定の期間内に投稿が閲覧されたユニークユーザー数(ストーリー、広告を除く)です。どの投稿が多くのユーザーにリーチしたかを把握することができます。
アカウントリーチ数
特定の期間内に投稿やストーリー、広告が閲覧されたユニークユーザー数です。Instagramアカウント全体でどれくらいのユーザーにリーチしたかを把握できます。
投稿リーチ数は大きく伸びているのに、アカウントリーチ数が伸びていない場合は、同じユーザーにばかりリーチしていて新規のユーザーにリーチできていない可能性があるので、新しいハッシュタグを追加するなど対策を打つようにしましょう。
プロフィールアクセス数
特定の期間内にプロフィールが閲覧された数です。新規フォロワー数を増やすためにも重要な指標です。
投稿リーチ数は大きく伸びているのに、プロフィールアクセス数が伸びていない場合は、投稿だけを見てアカウントには興味を持ってもらえない状態で、そもそもターゲットではないユーザーにリーチしてしまっている可能性やターゲットだがアカウントの訴求が不足している可能性があります。
ウェブサイトクリック数
特定の期間内にプロフィールのURLがクリックされた数です。ECサイト運営者にとっては商品購入、サービス運営者にとっては問い合わせや申し込みに直結する非常に重要な指標です。
エンゲージメント数
特定の期間内に投稿に対していいねやコメント、保存があった数です。
保存数
特定の期間内に投稿に対して保存された数です。Instagramのアルゴリズムは、保存数が多い投稿をユーザー価値の高い投稿と判断して動いていると言われており、リーチを増やすためにも非常に重要な指標です。
Instagramインサイトレポートの作成方法
ここからレポートの作成方法を紹介していきたいと思います。
オプションA:手動で作成
手動で作成する場合は、以下の手順でレポートを作成します。
- Facebookページのインサイトを開く
- 管理画面からCSVをダウンロード
- ダウンロードしたCSVデータをエクセルやスプレッドシートに貼り付ける
- レポートを加工する
オプションB:レポートツールで作成(API利用)
レポートツールは様々なレポートがありますので、自社のニーズにあったものを選びましょう。ここでは簡単に代表的なツールを紹介しておきます。
- インハウスプラス:月額1,500円から使えるデータポータルを使ったInstagramレポートツール
- Hootsuite:月額5,000円から利用できるSNS管理ツール
- SINIS:月額11,000円から使える高機能Instagram分析ツール
それでは次にそれぞれのオプションをコスト面と機能面に分けて評価していきましょう。
人件費を含めたトータルコストで考えると圧倒的に「レポートツールで作成」がおすすめ
結論から言うと、レポートツールを利用するのが圧倒的におすすめです。人件費を含めたトータルコストで考えると、コストは実はそこまで変わらず、機能面ではツールに優位性があります。
オプション | コスト (人件費) | コスト (ツール費用) | 機能 (データ更新) | 機能 (画像レポート) | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
手動で作成 | × 毎月数時間以上 | ○ 無料 | × 更新の度に作成 | × 画像貼付で対応 | とにかく費用を抑えたい人向け |
レポートツールで作成(API利用) | ○ 自動化 | × 数千円〜数万円 | ○ 自動更新 | ○ 自動で表示 | レポートは自動化しアクションに注力したい方向け |
費用面
上の図にあるように、手動でレポートを作成する場合はツール費用こそ無料ですが、人件費がかかります。レポートの項目量と担当者の時給がにもよりますが、例えば時給3,000円の人が5時間作業すると1.5万円の費用がかかります。一方、インハウスプラスのように数千円から利用できるInstagramレポートツールもあるので、トータルコストで考えると手動の方が高くなる可能性もあります。
機能面
機能面については圧倒的にツールが優位です。特に手動でレポートを作成する場合、管理画面からは画像データをダウンロードできないので、一つ一つ画像貼り付けで対応する必要があり、結果としてクライアントや上司が納得するレポートが作成できない可能性が高くなってしまいます。
Instagramインサイトレポートのおすすめサンプル
これからご紹介するレポートサンプルはすべてInstagramの公式APIとGoogleデータポータルで作成しています。キャプチャをクリックすると実際のレポートが確認できるので、APIのシステム開発ができてデータポータルにも慣れている方は参考にしてご自身でも作成可能です。そうでない方は、1アカウントあたり月1,500円程度で気軽に利用できるので、まずは2週間のトライアルをお試しください。
表紙
表紙では、クライアント名、レポートの対象月、自分のロゴ、自社名と所属部署を記載します。このレポートはロゴを含めてすべて編集可能なので、ご自由にアレンジしてご利用ください。
アカウントサマリレポート
アカウントサマリ(全体)
一番最初のページは、Instagramアカウント分析で見るべき重要な項目を一目で把握できるアカウントサマリレポートです。前月比のパーセンテージも自動で表示されるので、変化が大きいポイントも一瞬で把握できます。
このレポートは表紙を除くすべてのページの下部にコメント記入欄を設けているので、これらのデータをどう解釈するかも記載することで、アカウントに対して共通認識が持てるようになります。
アカウントサマリ(1投稿あたり平均)
次に、アカウントサマリのデータを1投稿あたりの平均値で出し直したレポートです。投稿数を増やしても、このレポートの数値が増えていればまだ投稿数を増やす余地が大きくあると言えます。
各KPIの月次推移、日次推移レポート
各KPIが月次と日次でどう推移したかを確認します。このレポートでは、俯瞰的にアカウントの数値を見れるように月別は過去24ヶ月まで遡って取得しています。
サンプルでは新規フォロワー数をご紹介しましたが、これらの基礎的な指標は最低限網羅しておきましょう。(レポートでも網羅されています)
- フィード投稿数
- フィード投稿リーチ数
- フィード投稿imp数
- エンゲージメント数
- アカウントリーチ数
- アカウントimp数
- プロフィールアクセス数
- ウェブサイトクリック数
人気の投稿レポート
画像付きで各投稿のパフォーマンスを一目で把握できます。デフォルトではリーチ数の降順に並んでいますが、ヘッダーの項目を選択すれば、例えば保存数の降順に並べ替えることもできます。
手動でレポートを作成する場合、特にこの画像付きのレポートを作成するのが非常に面倒なので、インハウスプラスでは画像も自動で表示できるAPIを利用したレポート作成をおすすめしています。
人気の投稿(写真)
人気の投稿(動画)
人気のリール
フォロワー属性レポート
フォロワー数が100人以上のアカウントはフォロワー属性もチェックしておきましょう。
性別・年齢別のフォロワー数
地域別のフォロワー数
導入社数2,000社突破!Looker Studioをフル活用するならインハウスプラス
インハウスプラスでは、さまざまなニーズに応えるカスタマイズ可能なLooker Studioレポートテンプレートを提供しています。これらのテンプレートを活用することで、既製のテンプレートをベースに必要な部分のみをカスタマイズするだけで、ゼロからレポートを作成するよりもはるかに短時間で高品質なレポートが作成できます。
GA4・サーチコンソール・Google広告レポートは買い切りプラン
買い切りプランは、2,000社以上が利用するインハウスプラスの中でも特に人気のプランです。GA4、サーチコンソール、Google広告に対応し、一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成可能です。レポートはコピーするだけで数分で完成し、カスタマイズも自由に行えます。また、Googleアナリティクスの専門家の小川卓さんが顧問として参画しており、GA4の仕様変更時にはテンプレートを随時アップデートしていますので、ずっと安心してご利用いただけます。
買い切りプランで使えるすべてのレポートテンプレートをみる >
Web広告・SNSレポートはサブスクリプションプラン
サブスクリプションプランは、初期設定不要で月額4,980円から、Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化できる非常にお得なプランです。お客様の作業は、インハウスプラスに対象アカウントの閲覧権限を付与するだけで、1営業日以内に完成したレポートが届き、その後は毎日自動でデータが更新されます。レポートの内容もお客様側で自由にカスタマイズ可能で、分からないことがあれば無料のテクニカルサポートにいつでも相談できます。
※通常Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化するには、データ取得・更新のためのシステム開発(媒体APIを利用したデータ取得やBigQueryなどのデータベースの保守運用)が必要です
Looker Studioを使ったカスタマイズ開発もお任せください
インハウスプラスでは、テンプレートの提供に加えて、各企業様のニーズに合わせて要件定義からシステム実装までを手掛けるカスタマイズ開発を多数行っております。一般的なレポートツールでは対応できない要件のものも、高機能かつ無料のLooker Studioをフル活用することで、既存のシステム開発会社やBI開発会社よりも圧倒的にリーズナブルな料金で対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
様々なデータソースに対応
- GA4
- サーチコンソール
- Web広告(33種類以上に対応)
- InstagramやFacebookインサイトなどのソーシャルメディア
- Googleビジネスプロフィール(MEO)
- SalesforceなどのSFAやCRMツール
- ECカートシステム
- その他基幹データなど多数
多くの開発実績があります
- Webメディア運営企業様向けWeb記事の売上貢献度を可視化するコンテンツ管理ダッシュボード
- 事業会社向け自社モバイルアプリの経営・ビジネス管理ダッシュボード
- BtoB企業向けWeb広告とSalesforceを統合したマーケティングROI管理ダッシュボード(チャネル別のリード獲得単価、商談単価、受注単価、ROASをリアルタイムで可視化)
- 広告代理店向けWeb広告のクライアント報告用自社オリジナルレポート
- 単品通販企業向けWeb広告とカートシステムを統合したマーケティングROI管理ダッシュボード(チャネル別のLTVやROASを可視化)
など多数
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。