[Looker Studio] グラフからデータをGoogleスプレッドシートやCSV(エクセル)でエクスポートする方法
Looker Studio(旧データポータル)では、作成したグラフを様々な形式でエクスポートすることができます。この記事では、エクスポート機能のメリットや使い方、注意点を分かりやすく解説します。
Contents
Looker Studio(旧データポータル)とは?
Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。
□ 関連記事:【完全保存版】Looker Studio(旧データポータル)の使い方
グラフからデータをエクスポートするメリット
Looker Studioでデータをエクスポートするメリットは多岐にわたります。ここではその中でも主要なメリットをいくつかご紹介します。
全データを表示できる
Looker Studioでは下のキャプチャのように行数の制限で全データの表示が難しい場合も、GoogleスプレッドシートやCSV(エクセル)でエクスポートすることで全データを表示できるようになります。
簡単にデータを共有できる
周りの関係者全員がLooker Studioを使いこなせるわけではありませんが、GoogleスプレッドシートやCSV(エクセル)などのより一般的なファイル形式であれば、誰でも簡単に閲覧できます。
プレゼンテーション資料に使える
エクスポートしたデータをプレゼンテーション資料に挿入することができます。
バックアップとして残せる
ある地点のデータをエクスポートしておくことで、バックアップとしてデータを取っておくことができます。
自由に編集できる
エクスポートしたデータは、GoogleスプレッドシートやCSV(エクセル)上でさらにカスタマイズしたり、分析を深堀りしたりすることができます。
グラフからデータをエクスポートする方法
ステップ 1:グラフの選択
データをエクスポートしたいグラフを決めます。
ステップ 2:エクスポートの選択
グラフを選択した状態で、右上にある「縦の三点リーダー」をクリックし、「エクスポート」を選択します。
ステップ 3:形式を選択してエクスポート
ファイル形式を選択し、「エクスポート」をクリックするとすぐにエクスポートが開始されます。
- CSV:CSV形式でダウンロードできます。
- CSV(Excel):エクセルファイルでダウンロードできます。
- Googleスプレッドシート:Googleスプレッドシートに出力できます。
注意点
「ページ設定を表示」を無効にしている場合、ページあたりの行数のみがエクスポートされる
「スタイル」タブ内の「ページ設定を表示」を無効にすると、ページあたりの行数のみがエクスポートされます。ページあたりの行数以上にデータがある場合、全データをエクスポートできないため、以下のキャプチャの箇所で行数を変更しましょう。
なお、「ページ設定を表示」を有効にしている場合は、ページあたりの行数に関係なくすべてのデータがエクスポートされます。
エクスポートできるデータの上限は750,000行
1つのグラフからエクスポートできるデータは、750,000 行が上限となります。とても余裕のある上限なので、ほとんどのケースで問題ないと思いますが、もし上限に当たる場合は期間を短くしてデータ量を少なくするなどの対応が求められます。
エクスポートするための権限が必要
エクスポートするためには、以下いずれかの権限が必要です。
- レポートの「編集者」権限
- レポートの「閲覧者」権限、かつ「閲覧者によるダウンロード、印刷、コピーを無効にする」にチェックが入っていないこと
関連するLooker Studio公式ドキュメント
Looker Studio公式ヘルプ:グラフからデータをエクスポートする
Looker Studioのカスタムダッシュボード開発や使い方のレクチャーも行なっています
インハウスプラスはテンプレートの提供だけでなく、各企業様のニーズに合わせて要件定義から実装までを行うLooker Studioを使ったカスタムダッシュボード開発や、スポットで気軽にプロに相談できるテクニカルサポートなど「Looker Studioのデータ活用支援サービス」もご提供しています。
顧問として参画いただいているHAPPY ANALYTICSの小川卓さんを含め実績豊富なスペシャリストがサポートしますので、まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
こちらの記事もおすすめ
- [Looker Studio] スコアカードの使い方完全ガイドスコアカードは一つの指標の数値を表示することができるコンポーネントです。重要なKGIやKPIを表現する際によく利用されます。この記事ではスコアカードの使い方を画像も交えて詳しく解説します。細かな設定を使いこなすことでスコアカードで表現できることも拡がりますのでぜひ参考にしてみてください。
- [Looker Studio] 表グラフの使い方完全ガイド行と列で構成された表は列がディメンションや指標の各項目となり、行が一つ一つのデータで構成されたコンポーネントです。Looker Studioのレポートの中でも最も使われることが多いコンポーネントの一つです。この記事では表の使い方を画像も交えてGA4をサンプルデータとして使用して詳しく解説します。
- [Looker Studio] レポート期間の設定方法ガイド | レポート全体に設定する方法や比較期間の使い方までこの記事ではLooker Studioのレポートに表示するデータの期間を設定する方法をGA4のデータを使って詳しく解説します。期間の設定方法にはレポート単位やページ単位などの複数の設定方法があり、レポート閲覧時に期間を変更できるものもあります。またグラフによっては比較期間の設定もできます。それぞれの設定方法について詳しく解説していきます。
- Looker Studioで使える表・グラフの一覧を実例で解説|グラフを使って分かりやすいレポート作成この記事ではLooker Studioで使える表・グラフをレポートに実際に可視化して紹介します。Looker Studioでは用途にあわせた様々なグラフが用意されています。ここで紹介するグラフ・表の一覧をレポート作成の参考にしてみてください。データはGA4のデータをメインに利用して各グラフを作成します。
- [Looker Studio] コンポーネント(グラフや表)の設定方法 | 高度な設定も分かりやすく解説この記事ではLooker Studioのコンポーネント(グラフや表)のデータやデザインの詳細な設定方法を解説します。Looker Studioは無料で使える高機能なBIツールではありますが機能を十分に使えていないケースも多いです。この記事にある設定方法を活用してデザインにこだわったグラフや表を作成してみてください。
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。