[Looker Studio] 期間グラフの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説

[Looker Studio] 期間グラフの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説

期間グラフを使うことである指標が時系列でどのように変化したかが把握できます。時系列の単位も日ごとや週ごとなどで見ることができます。実際のGA4のデータを使って画像付きで使い方を解説します。

Looker Studioのレポートにグラフや表を追加する方法や基本的な設定方法については以下の記事をご覧ください。

□関連記事: [Looker Studio] レポートにグラフや表などを追加する方法

□公式ヘルプ:期間グラフのリファレンス

期間グラフとは

期間グラフとはX軸を(横軸)時系列としてY軸(縦軸)に特定の指標を表示し、時系列での数字の変化を表すグラフです。指標は折れ線と棒形式のどちらでも表示ができ、最大5つまでの指標を追加できます。また指標の推移を特定の期間と比較して表示できることも特徴です。

Looker Studioの期間グラフの例
引用:Looker Studio

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期間グラフと折れ線グラフの違い

Looker Studioには期間グラフに似た折れ線グラフもあります。この2つの違いは

  • 期間グラフは横軸が必ず時系列になるが折れ線グラフは時系列以外も指定できる。
  • 期間グラフでは特定の期間との比較を並べて表示できるが折れ線グラフでは表示できない。

があります。数字の時系列変化を見たい場合は期間グラフを利用しましょう。

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プロパティパネルの設定

期間グラフの設定はプロパティパネルで主に行います。プロパティパネルには設定とスタイルのメニューがあり、まず数値の設定に関わる設定メニューから解説します。

データソース

データソースでは期間グラフにどのデータソースを利用するかを選択・編集できます。期間グラフでは横軸が必ず時系列(時間、曜日、日、週、月、年など)になるので期間が含まれるデータソースを必ず選択しましょう。

  • データソース名を選択すると他のデータソースが選択できるのでデータソースを切り替えることができます
  • データソース名の左側の編集マークを選択するとそのデータソースの編集ができます。計算フィールドもここから編集することができます。計算フィールドの使い方について詳しくはこちら
  • データを統合を選択すると複数のデータソースのデータを1つのグラフで表示できる統合データソースの編集ができます。統合について詳しくはこちら
Looker Studioの期間グラフのデータソース
引用:Looker Studio

期間のディメンション

GA4またはGoogle広告以外のデータソースを選択した場合は期間のディメンションの設定が表示されます。表示するデータの期間をどの日付を基準とするかを選択できます。例えばあるデータに予約日と利用日という2つの日付のデータがあった際に、期間のディメンションに予約日を設定すると表示されるデータは予約日を基準にして指定された期間のデータが表示されます。

Looker Studioの期間グラフの期間のディメンション
引用:Looker Studio

ディメンション

ディメンションとは、データのカテゴリのことです。期間グラフではX軸(横軸)に表示する時系列を指します。通常はいずれか一つの時系列ディメンション(日や週など)が指定できますが、この後説明するドリルダウンを使うことで複数のディメンションを指定できます。

Looker Studioの期間グラフのディメンション
引用:Looker Studio

ドリルダウン

ドリルダウンを設定するとディメンションを動的に切り替えることができるようになります。期間グラフではディメンションには時系列ディメンションが設定できます。例えば年>年月>日>週>時間といった設定をすることで1つのグラフで時系列の粒度を変更して表示することができます。ディメンションの切り替えには可逆性があり切り替えを戻すこともできます。

ドリルダウンにチェックをいれてディメンションにドリルダウンしたいフィールドを追加します。最後にデフォルトでどのディメンションを表示したいかを選択したら設定完了です。

Looker Studioの期間グラフのドリルダウン
引用:Looker Studio

実際のレポート表示画面で確認します、ドリルダウンを設定した期間グラフの右上に矢印のアイコンが表示されるのでそこから設定した順番にドリルアップ・ダウンができます。

Looker Studioの期間グラフのドリルダウンの使い方
引用:Looker Studio

内訳ディメンション

内訳ディメンションを設定することで表示した指標をさらに特定のカテゴリーごとにわけて推移を表示することができます。下の画像では指標を表示回数、内訳ディメンションにはセッションのデフォルトチャネルグループを指定しています。これによりチャネルごとの表示回数推移が表現できます。

Looker Studioの期間グラフの内訳ディメンション
引用:Looker Studio

指標

表示する指標を選択します。期間グラフでは最大5つまで指標を追加できますが内訳ディメンションを設定している時は指標は1つしか追加できません。

Looker Studioの期間グラフの指標
引用:Looker Studio

オプションの指標

オプションの指標を設定すると表示する指標を動的に入れ替えることができます。まずオプションの指標に指標を以下のように設定します。

Looker Studioの期間グラフのオプションの指標
引用:Looker Studio

レポートの表示画面で動きを確認します。オプションの指標を設定した期間グラフの右上にオプションの指標アイコンが表示されるのでクリックします。すると指標ごとにチェックボックスが表示されるので期間グラフに表示したい指標にチェックをいれます。するとチェックをいれた指標がグラフ追加表示されます。

なおデフォルトで表示する指標は5つまで追加できますが、オプションの指標を利用すると5つ以上の指標も表示できます。

Looker Studioの期間グラフのオプションの指標の使い方
引用:Looker Studio

指標スライダー

指標スライダーは指標の数値の範囲によって指標の表示を動的に絞り込むことができる機能です。指標スライダーはオプションの指標と同時に利用することはできません。まずは指標スライダーをオンにします。

Looker Studioの期間グラフのオプションの指標スライダー
引用:Looker Studio

使い方を実際のレポート画面で解説します。指標スライダーを設定した期間グラフの右上に指標スライダーアイコンが表示されるのでクリックします。ここから表示させたい指標の範囲を選択することで、その指標の範囲に当てはまるデータのみが。例えば日別で指標の数値を表示していた場合はスライダーで指定した範囲のデータのみが表示されるようになります。

Looker Studioの期間グラフの指標スライダーの使い方
引用:Looker Studio

デフォルトの日付範囲

ここでは期間グラフに表示する指標の期間を設定することができます。期間の詳細な設定方法や期間グラフの特徴的な機能である比較期間の設定についても以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

[Looker Studio] レポート期間の設定方法ガイド

Looker Studioの期間グラフのデフォルトの日付範囲
引用:Looker Studio

フィルタ

フィルタを利用することで表示しているディメンションや指標のデータを特定の条件で絞り込むことができます。フィルタの使い方については以下の記事を参考にしてください。ここでは期間グラフに表示するデータをデバイスがPCのものだけに絞り込みをしています。

[Looker Studio] フィルタの使い方

Looker Studioの期間グラフのフィルタ
引用:Looker Studio

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プロパティパネルのスタイル

次に期間グラフのデザインに関わるプロパティパネルのスタイルを解説します。

タイトル

期間グラフにタイトルを表示することができます。

Looker Studioの期間グラフのタイトル
引用:Looker Studio

①:タイトルを入力します

②:タイトルの書式設定ができます。

③:タイトルの表示位置の設定ができます。

配色

内訳ディメンションを設定している場合のみ編集できます。配色の順序、ディメンションの値の2種類から選択ができます。

Looker Studioの期間グラフの配色
引用:Looker Studio

配色の順序:表示される指標の大きなものから指定した色が割り振られます。

ディメンションの値:順番や値などに関わらずディメンションの値ごとに色を任意に指定することができます。

系列

ここでは各系列ごとに指標をどのように表示するかの設定を細かく行うことができます。同じディメンション・指標の設定も系列の設定を変えることで以下のような表示に変更することができます。

  • 折れ線か棒グラフか
  • グラフの色
  • 累計
  • ポイント表示
  • 階段
  • データラベルの表示
Looker Studioの期間グラフの系列
引用:Looker Studio

データラベル

系列でデータラベルを表示にチェックをいれた場合はデータラベルの表示形式も編集することができます。

Looker Studioの期間グラフのデータラベル
引用:Looker Studio

トレンドライン

表示した指標のデータの傾向を示すトレンドラインを追加することができます。以下の4種類のトレンドラインとその線の太さと色が指定できます。

  • 線形
  • 指数
  • 多項式
  • 移動平均
Looker Studioの期間グラフのトレンドライン
引用:Looker Studio

基準線

基準線や基準帯域が設定できます。例えば各ディメンションの数値に目標値を設定しそれを線として表示し目標を上回っているかをわかりやすく可視化することができます。また線だけでなく帯域としても表示ができます。

Looker Studioの期間グラフの基準線
引用:Looker Studio

系列の数

内訳ディメンションを設定した際に、表示する系列の数を指定することができます。また指定した数以上のデータをその他に含めて表示することもできます。

Looker Studioの期間グラフの系列の数
引用:Looker Studio

データの欠落

表示するデータが一部存在しない場合にどのようにデータを表示するかを以下の3つから選ぶことができいます。デフォルトはゼロとして扱うになっています。

  • ゼロとして扱う
  • 線を途切れさせる
  • 線形補間
Looker Studioの期間グラフのデータの欠落
引用:Looker Studio

期間グラフの軸の表示・非表示や向き、軸に表示する数値の範囲などが設定することができます。

Looker Studioの期間グラフの軸
引用:Looker Studio

グリッド

軸の色、グリッド線の色やサイズ、グラフエリアの背景と枠線の色を変更することができます。

Looker Studioの期間グラフのグリッド
引用:Looker Studio

凡例

凡例の以下の項目が編集できます。

  • テキストカラー
  • テキストサイズ
  • フォント
  • グラフに対しての表示位置
  • 配置
  • 最大行数
Looker Studioの期間グラフの凡例
引用:Looker Studio

背景と枠線

背景と枠線に関する設定を行うことができます。

  • 背景色
  • 背景の角丸半径
  • 当角
  • 枠線の色
  • 枠線の太さ
  • 枠線の形式(実線や点線など)
  • 枠線の影

が選択できます。

Looker Studioの期間グラフの背景と枠線
引用:Looker Studio

グラフのヘッダー

ドリルダウンやオプションの指標や指標のスライダーのマークの表示条件と色を編集できます。表示条件には以下の3つがあります。オプションの指標を設定している場合は常に表示かカーソルを合わせて表示のいずれかに設定しましょう。

  • 表示しない
  • 常に表示
  • カーソルを合わせて表示
Looker Studioの期間グラフのグラフのヘッダー
引用:Looker Studio

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