[Looker Studio]レポート全体のスタイルを決めるテーマの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説
この記事ではLooker Studioのレポートの見た目を決めるテーマについて画像付きで詳しく解説します。テーマの適用にはもともと用意されたテーマから選ぶ方法、自分で細かく設定してテーマを作る方法、画像からテーマを作る方法があります。テーマを設定してデザイン性の高い見やすいレポートを作成してみましょう。
Contents
Looker Studioのテーマとは
Looker Studioにはレポート全体のグラフの色やテキストのスタイルなどを決めるテーマがあります。選んだテーマによってレポート全体のデザインを簡単に変更することができます。またテーマの適用方法にはもともと用意されているテーマの中から好きなデザインを選ぶだけでよい方法、オリジナルのテーマをカスタマイズする方法、画像からテーマを作成する方法の3つの方法があります。好きなデザインで見やすいレポートを作成するためにテーマを活用してみましょう。
デフォルトのテーマ
新規でレポートを作成した時はレポートには以下のデザインのデフォルトのテーマが適用されます。ただしレポートを他のレポートからコピーした時は、コピー元で設定されていたテーマが適用されます。
テーマを変更する方法
デフォルトのテーマを変更する方法を解説します。まず上部のメニューのファイルの中のテーマとレイアウトもしくは右上のテーマとレイアウトをクリックします。
すると以下のようなテーマを選択する画面が表示されます。
複数の種類のテーマの中から好みにあったテーマをクリックします。するとレポートに選択したテーマがすぐに適用されます。ここではシンプルというテーマを適用しています。
この他にも全部で18種類の事前に用意されたテーマが利用できます。(2024年10月8日時点)デフォルトのテーマも事前に用意されたテーマの一つなので元に戻したい場合はテーマの一覧からデフォルトを選べば元に戻すことができます。
カスタムテーマを作成する方法
自分でオリジナルのテーマを作りたい、事前に用意されたテーマを少しだけ変えたいという場合はカスタマイズをすることもできます。どのようなカスタマイズができるかを詳しく解説します。まずはテーマの一覧からカスタマイズを選択します。
メインのスタイル
レポートの主要なスタイルの設定をすることができます。
背景
レポートの背景を好きな色に変更できます。また以下の画像のようにグラデーション設定もできます。
テキストスタイル
ディメンションの色、テキストの色とフォントを指定することができます。ディメンションの色は特定のディメンションの値に対して色を指定することもできます。
グラフのタイトルの色
ここではグラフの背景色、枠線の色、形状、枠線の太さ、透明度、枠線のスタイルを指定します。
枠線の影
枠線に影を付けるか否かを選択できます。
アクセントのスタイル
サブとなるテキストとコンポーネントの背景色を指定することができまず。何がサブに該当するかわかりやすいように以下の画像ではメインのテキストは青色、サブのテキストは赤色、サブのコンポーネント背景は黄色にしています。
テキストボックスのスタイル
テキストボックスのコンポーネントのみに適用されるスタイルを設定することができます。テキストボックスの背景、フォント色、フォント、リンクのスタイル、枠線の非表示が選択できます。以下の画像で左上のテキストボックスのみが他のグラフとテキストの色や枠線などのスタイルを変えています。
データスタイル
データスタイルではグラフの内容に関する細かな設定をすることができます。
グラフのパレット
ディメンションの色を指定することができます。円グラフの色の順番とこのグラフのパレットの色の順番が一致していることが確認できます。
グラフのスタイル
ここでは棒グラフの枠線の色とテキストのコントラストを設定できます。下の画像では棒グラフの枠線の色を黒色、コントラストを低にしています。コントラストは円グラフの中のテキストの色が変わります。
コンポーネントのグリッドスタイル
表や棒グラフのグリッド線の色を指定することができいます。ここでは青色にしています。
プラスとマイナスの変化のスタイル
数値の比較を設定した際に表示される増減率の矢印の色を決めることができます。デフォルトでは増加は緑、減少は赤となっています。
グラフのヘッダー
ドリルダウンやオプションの指標、指標スライダーを設定した際に使うグラフのヘッダーの表示形式と色を選択できます。表示形式は常に表示、カーソルを合わせて表示、表示しないから選択できます。
棒の幅
棒グラフの棒の幅を決めることができます。
画像からテーマを作成する方法
独自のテーマを作成する方法として画像からテーマを作成する方法があります。例えば自社のロゴやサイトのスタイルに合わせたレポートを作成したい時などにこの方法が使えます。
まずはテーマの設定メニューの中の画像からテーマを抽出をクリックします。
画像の指定方法としてパソコンからアップロードかURLから選べるので画像を指定します。今回はインハウスプラスのロゴ画像を指定しました。すると以下のように画像に合わせたテーマが3パターン作成されます。
最も好みのスタイルを選択して右下の適用をクリックします。
すると選択したスタイルがテーマとして適用されます。細かい部分を変更したい場合はカスタマイズから調整もできます。
注意点
最後にテーマを利用する際の注意点をお伝えします。
- テーマはレポート間で共有されません。もしあるレポートのテーマを別のレポートで利用したい場合はそのレポートをコピーして新しいレポートを作成してください。
- 設定したテーマはレポート全体に適用されます。個別のグラフだけ別のスタイルにしたい場合はそのグラフのスタイルを変更することでテーマで設定した内容ではないスタイルにすることができます。
個別のグラフのスタイルの変更方法はグラフや表のスタイルを設定するを参考にしてください。
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DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。