[Looker Studio] レポートの共有方法まとめ | ユーザー招待やメール配信、PDFダウンロードなど
Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。この記事では、様々な方法が用意されているLooker Studioのレポート共有機能を説明します。
Contents
Looker Studio(旧データポータル)とは?
Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。
□ 関連記事:【完全保存版】Looker Studio(旧データポータル)の使い方
Looker Studioのレポート共有機能のメリット
Looker Studioの共有機能には以下のように多くのメリットがあります。
工数の削減
レポートの作成や共有を自動化することで、手作業でかかっていた時間と労力を大幅に削減できます。定期的にレポートの送付が必要な場合に特に役立ちます。
意思決定の迅速化
Looker Studioを使用すると、チームメンバー間でレポートを簡単に共有できます。これにより、スピーディな意思決定が可能になります。
リアルタイムでのデータ共有
レポートを共有することで、チームメンバーは最新のデータをリアルタイムで閲覧できます。これにより、最新の情報に基づいて迅速に行動することが可能になります。
セキュリティも安心
Looker Studioでは、レポートを誰と共有するか、誰にどの権限を渡すかを厳密に制御できます。これにより、データのセキュリティを保ちながら、必要な人にのみアクセスを許可することができます。
柔軟な共有オプション
レポートは、PDF形式でダウンロードしたり、メールで直接送信したり、ウェブサイトに埋め込んだりすることができます。これにより、さまざまなニーズに応じた共有方法が可能です。
これらのメリットにより、Looker Studioの共有機能は、ビジネスの生産性を高める重要なツールとなっています。それでは、次のセクションから具体的な共有機能を詳細に説明します。
他のユーザーを個別に招待する
個々のユーザーやグループを個別に招待することができます。
使い方は、右上の「共有」をクリックした後、対象のメールアドレス(Googleアカウントと紐づくもの)を入力し、閲覧者か編集者のどちらかを選択して「送信」をクリックします。
閲覧者・編集者の権限の違いは、「[Looker Studio] アクセス権限 | 閲覧者・編集者・オーナーの違いを分かりやすく解説」をご覧ください。
他のユーザーをまとめて招待する
この方法は、Google アカウントを持っているかどうかにかかわりなく、Looker Studio のレポートの閲覧を許可できます。
使い方は、右上の「共有」をクリックした後、「リンク設定」で「限定公開」を選択し閲覧者か編集者のどちらかを選択して、メールなどでレポートURLを共有します。「公開」にして検索できるようにしたり、自社ドメインのユーザーのみに公開することもできます。
配信スケジュールの設定
Looker StudioレポートのPDF版を定期的にメールで配信できます。
使い方は、右上の「共有」を選択した後、「配信のスケジュール」を選択し、宛先や送付ページ、配信頻度(リピート)などを設定して「保存」をクリックします。
配信スケジュール設定機能の詳細な使い方や注意点は、「[Looker Studio] 自動メール配信機能の使い方 | 配信されない場合の対処法からslack通知まで」をご覧ください。
PDF形式でダウンロード
レポートをPDF形式でダウンロードできます。
使い方は、右上の「共有」を選択した後、「レポートをダウンロード」を選択し、ダウンロードするページを選択して「ダウンロード」をクリックします。
PDFダウンロード機能の詳細な使い方や注意点は、「[Looker Studio] レポートをPDF形式でダウンロードする方法」をご覧ください。
レポートへのリンクを取得する
Looker Studioのレポートを生成して、さまざまな用途でレポートの共有できます。「レポートの現在のビューにリンクする」にチェックを入れると、フィルタや期間など、レポートの現在の設定を含めることができます。
他のサイトにレポートを埋め込む
Googleサイトやiframe対応のウェブサイトに埋め込むことができます。
使い方は、「ファイル」から「レポートを埋め込む」を選択し、「埋め込みを有効にする」にチェックを入れ、「クリップコードにコピーする」をクリックし、コードを対象サイトに貼り付けます。
ソーシャルメディアでの共有
ソーシャルメディアでLooker Studioのレポートを共有できます。
使い方は、他のユーザーがレポートを閲覧できるように設定してから、レポートのリンクをコピーし、アプリに貼り付けるだけです。
関連するLooker Studio公式ドキュメント
Looker Studio公式ヘルプ:レポートを共有する方法
Looker Studioのカスタムダッシュボード開発や使い方のレクチャーも行なっています
インハウスプラスはテンプレートの提供だけでなく、各企業様のニーズに合わせて要件定義から実装までを行うLooker Studioを使ったカスタムダッシュボード開発や、スポットで気軽にプロに相談できるテクニカルサポートなど「Looker Studioのデータ活用支援サービス」もご提供しています。
顧問として参画いただいているHAPPY ANALYTICSの小川卓さんを含め実績豊富なスペシャリストがサポートしますので、まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。
こちらの記事もおすすめ
- [Looker Studio] GA4のデータに接続してレポートを作成する方法Looker Studioではコネクタを利用することでGA4のデータに簡単に接続してレポートを作成することができます。この記事では実際にコネクタを利用してLooker Studioでレポートを作成するまでの流れを画像付きで詳しく解説します。またGA4のアップデートが発生した際のデータソース更新方法も紹介します。
- [Looker Studio] ドリルダウンの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説Looker Studioのドリルダウンは動的にディメンションの階層を切り替えることができる機能です。この機能を使うことで1つのグラフで複数の階層を表現することができるのでレポート全体のグラフの数を減らすことができます。この記事ではGA4のデータを例にしてドリルダウンの詳しい使い方を解説します。
- [Looker Studio] レポートをコピーする方法 | 画像付きでわかりやすく解説Looker Studioでは作成したレポートをコピーすることができます。これにより同じデザインのレポートで中身のデータを変えたり、自身で一から作成することなく効率的にレポートを作成できたりします。この記事では実際のGA4のデータを使ってレポートのコピー方法と注意点を詳しく解説します。
- [Looker Studio] レポートレイアウトの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説この記事ではLooker Studioのレポートのサイズ、ナビゲーションの表示、表やグラフの配置先やグリッド設定の方法を画像付きで詳しく解説します。レポート全体に適用する設定とページ個別に適用する設定がそれぞれ存在します。レポートを見る人の環境や使い方にあわせたレポートレイアウトの作成に活用してみてください。
- [Looker Studio]レポート全体のスタイルを決めるテーマの使い方 | 画像付きでわかりやすく解説この記事ではLooker Studioのレポートの見た目を決めるテーマについて画像付きで詳しく解説します。テーマの適用にはもともと用意されたテーマから選ぶ方法、自分で細かく設定してテーマを作る方法、画像からテーマを作る方法があります。テーマを設定してデザイン性の高い見やすいレポートを作成してみましょう。
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。