[Looker Studio] 計算フィールドの使い方 | コピペで使える関数付き

[Looker Studio] 計算フィールドの使い方 | コピペで使える便利な関数リスト付き

この記事では、Looker Studioの便利な計算フィールドの使い方を分かりやすく解説します。計算フィールドは、既存の項目をもとに演算子(足し算・引き算・掛け算・割り算など)、関数や正規表現を使って、独自の項目を作成し、レポートに使える便利な機能です。ぜひ活用してください。

Looker Studio(旧データポータル)とは?

Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。詳しい使い方は、「【完全保存版】Looker Studio(旧データポータル)の使い方 | 機能やメリットを分かりやすく解説」をご覧ください。

Looker Studioを活用するならテンプレート活用が断然おすすめ

Looker Studioは無料で高機能な素晴らしいツールである一方、使いこなすようになるまでに少し時間が必要ですが、テンプレートを使えばあらかじめ出来上がったテンプレートをベースに必要な部分だけをカスタマイズするだけで良いので、自分でゼロからレポートを作るよりも遥かに短い時間で高いクオリティのレポートが作成できます。

テンプレートはウェブ上に無料から有料のものまで様々なものがありますが、高品質なテンプレートをお探しの方は2,000社以上が利用するインハウスプラスの買い切りプランのLooker Studioテンプレートをご利用ください。一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成でき、レポートもコピーするだけ数分で完成、カスタマイズも自由自在です。またウェブアナリストの第一人者の小川卓さんに顧問として参画いただき、GA4など媒体側の仕様変更があった際はテンプレートを随時アップデートしているので、ずっと安心してご利用いただけます。

GA4レポートを自動化(61ページ)

【買い切り版】GA4 月次レポートテンプレート for Looker Studio(4007)

GA4 月次レポートテンプレート for Looker Studio(4007)

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SEO報告用レポート(19ページ)

【買い切り版】SEO月次レポートテンプレート for Looker Studio(4011)

SEO月次レポートテンプレート for Looker Studio(4011)

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Google広告レポート(20ページ)

【買い切り版】Google広告レポートテンプレート for Looker Studio(4003)

Google広告レポートテンプレート for Looker Studio(4003)

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Looker Studioの計算フィールドとは?

計算フィールドは、既存の項目をもとに演算子(足し算・引き算・掛け算・割り算など)、関数や正規表現を使って、独自の項目を作成し、レポートに使える便利な機能です。

Looker Studioの項目は、ディメンション(日付、性別などの分析軸)と指標(ユーザー数やページビュー数などの数値)の2種類ありますが、計算フィールドでは、ディメンションも指標も独自の項目を新しく作成することができます。

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データソースの計算フィールドとグラフ固有の計算フィールドの違い

計算フィールドには、「データソースの計算フィールド」と「グラフ固有の計算フィールド」の2種類の設定方法があります。

次の表は、それぞれの計算フィールドの違いをまとめたものになります。使い分けとしては、基本的にはより使いやすい「データソースの計算フィールド」を利用し、統合データソースを使った計算フィールドの設定が必要な場合のみ、「グラフ固有の計算フィールド」を使うようにしましょう。

機能データソースの計算フィールドグラフ固有の計算フィールド
作成できるユーザーデータソースの編集者レポートの編集者
作成した計算フィールドの利用範囲そのデータソースを使用するすべてのレポート作成先のグラフのみ
他の計算フィールドを使って計算フィールドを作成可能不可
統合データを扱うことができる不可可能

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Looker Studioの計算フィールドでできること

計算フィールドを使うことでできることは、大きく以下の3つです。

  • 数値と通常の演算子(足し算・引き算・掛け算・割り算)を使って新しい指標を作る
  • 関数を使ってデータを加工する
  • CASE分を使って(条件)分岐ロジックを作る

これだけでは抽象的で理解しづらいと思いますので、次のセクション以降では、具体的な計算フィールドの使い方や便利な関数を使った計算フィールドの実用例もご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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Looker Studioの計算フィールドの使い方

計算フィールドは、以下の3ステップで簡単に作成できます。ここでは、GA4のデータソースを使って、デフォルトの指標にはない「新規ユーザー率」を作成してみます。

データソースの「計算フィールドを追加」を選択する

Looker Studioのデータソースを開き、右上の「フィールドを追加」をクリックすると、2つの選択肢が出てくるので、「計算フィールドを追加」を選択します。

Looker Studioのデータソースに計算フィールドを追加する
(引用)Looker Studioのデータソース

「フィールド名」と「計算式」を入力し、保存する

以下のように設定し、保存しましょう。なお、この設定は後からでも変更可能です。

  • フィールド名:後からみても分かりやすい名称を入力
  • 計算式:今回は新規ユーザー率なので、「新規ユーザー数 / アクティブユーザー数」を入力
フィールド名と計算式を入力する
(引用)Looker Studioのデータソース

(任意)タイプを変更する

保存後、設定画面を閉じるとフィールド一覧画面が表示されるので、さきほど設定した「新規ユーザー率」を右上の検索窓に入力すると、以下のように作成した項目が表示されます。

デフォルトのタイプは数値(例:0.5)ですが、新規ユーザー率はパーセンテージ(50%)で表示したいので、タイプをプルダウンで「%」にしておきましょう。

タイプを変更する
(引用)Looker Studioのデータソース

これで計算フィールドの設定は完了です。設定が完了したら、すぐに以下のようにレポートで項目が利用可能になります。

レポートで項目を利用する
(引用)Looker Studioレポート

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Looker Studioの計算フィールドで使える便利な関数リスト

ここから、計算フィールドの作成時に便利な関数リストをご紹介します。インハウスプラスでは、この記事でご紹介する関数以外にもLooker Studioの計算フィールドで使える関数をひとつずつ分かりやすく事例付きで解説しています。Looker Studioの関数ブログ一覧に随時アップしていますので、ぜひご覧ください。

テキストデータからリンクURLを生成できる「HYPERLINK」関数

HYPERLINK関数は、テキストをクリック可能なハイパーリンクに変換します。基本的な構文は以下の通りです。

HYPERLINK("URL", "リンクテキスト")

  • "URL" はハイパーリンク先のアドレスを指定します。これはクリックすると開くウェブページURLです。
  • "リンクテキスト" はリンクに表示されるテキストです。これはユーザーが見ることができ、クリックすると指定されたURLに移動します。

HYPERLINK関数の詳細はこちら >

利用例:Looker StudioでGA4のリンク付きページタイトル一覧を作成する

以下のように計算フィールドを設定します。

HYPERLINK(ページの完全な URL, ページ タイトル)

HYPERLINK関数を設定する
(引用)Looker Studioのデータソース

これを実際のレポートで利用すると、クリック可能なページタイトル一覧になり、クリックすると別ウィンドウで実際のURLが開きます。

クリック可能なページタイトル一覧
(引用)Looker Studioレポート

条件に一致するテキストを別の文字列に変換したり削除ができる「REGEXP_REPLACE」関数

REGEXP_REPLACE関数は、文字列の中で正規表現に一致するテキストを別の文字列に置換します。基本的な構文は以下の通りです。

REGEXP_REPLACE(対象文字列, '検索する正規表現パターン', '置換する文字列')

  • 対象文字列:変更を加えたい元のテキストです。
  • '検索する正規表現パターン':このパターンに一致する部分が対象文字列内で探されます。
  • '置換する文字列':一致したテキストがこの文字列で置換されます。

利用例:Looker StudioでGA4のページの完全なURLからパラメータを除外する

以下のように計算フィールドを設定します。この関数は、ページの完全なURLから、「?」記号に続く全ての文字を削除します。

REGEXP_REPLACE(ページの完全な URL, '\?.+', '')

REGEXP_REPLACE関数を設定する
(引用)Looker Studioのデータソース

これで、以下のようにパラメータが除外された「ページの完全なURL」ディメンションが利用可能になりました。

パラメータが除外されたページURLレポートを作成する
(引用)Looker Studioレポート

特定の条件に基づきデータを変換できる「CASE」関数

CASE関数は、データの分類、ラベル付け、特定の条件に基づいたデータの変換など、様々なケースで活用できます。例えば、価格帯で商品をカテゴリー分けする場合は、以下のように設定します。

CASE
WHEN 価格 < 100 THEN "安価"

WHEN 価格 BETWEEN 100 AND 500 THEN "標準"
WHEN 価格 > 500 THEN "高価"
ELSE "価格未定"
END

この例では、価格が100未満の場合は「安価」、100から500の範囲は「標準」、500以上は「高価」というラベルを割り当てます。どの条件にも当てはまらない場合は「価格未定」と表示されます。

CASE関数の詳細はこちら >

利用例:Looker StudioのGA4のデバイスカテゴリを日本語に変換する

GA4のデバイスカテゴリは、デフォルトでは以下のように英語表記になっています。

  • desktop
  • mobile
  • tablet

これを以下のように計算フィールドを設定し、それぞれ日本語に変換します。

CASE
WHEN デバイス カテゴリ= "desktop" THEN "パソコン"
WHEN デバイス カテゴリ= "mobile" THEN "モバイル"
WHEN デバイス カテゴリ= "tablet" THEN "タブレット"
ELSE "その他"
END

CASE関数を設定する
(引用)Looker Studioのデータソース

これで、以下のように日本語のデバイスカテゴリが利用可能になりました。

デバイスカテゴリが日本語になったレポート
(引用)Looker Studioレポート

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関連するLooker Studio公式ドキュメント

Looker Studio公式ヘルプ:計算フィールドについて

Looker Studio公式ヘルプ:関数リスト

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導入社数2,000社突破!Looker Studioをフル活用するならインハウスプラス

インハウスプラスでは、さまざまなニーズに応えるカスタマイズ可能なLooker Studioレポートテンプレートを提供しています。これらのテンプレートを活用することで、既製のテンプレートをベースに必要な部分のみをカスタマイズするだけで、ゼロからレポートを作成するよりもはるかに短時間で高品質なレポートが作成できます。

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【買い切り版】GA4 月次レポートテンプレート for Looker Studio(4007)

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Google広告レポート(20ページ)

【買い切り版】Google広告レポートテンプレート for Looker Studio(4003)

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Web広告・SNSレポートはサブスクリプションプラン

サブスクリプションプランは、初期設定不要で月額4,980円から、Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化できる非常にお得なプランです。お客様の作業は、インハウスプラスに対象アカウントの閲覧権限を付与するだけで、1営業日以内に完成したレポートが届き、その後は毎日自動でデータが更新されます。レポートの内容もお客様側で自由にカスタマイズ可能で、分からないことがあれば無料のテクニカルサポートにいつでも相談できます。

※通常Web広告やSNSレポートをLooker Studioで自動化するには、データ取得・更新のためのシステム開発(媒体APIを利用したデータ取得やBigQueryなどのデータベースの保守運用)が必要です

Web広告横断レポート(33媒体対応)

【サブスク版】Web広告横断レポートテンプレート for Looker Studio(0009)

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Facebook広告レポート(12ページ)

【サブスク版】Facebook/Instagram広告レポートテンプレート for Looker Studio(0002)

Facebook広告レポート for Looker Studio(0002)

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Instagramレポート(32ページ)

【サブスク版】Instagramインサイトレポート横型テンプレート for Looker Studio(0010)

Instagramインサイトレポート for Looker Studio(0010)

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レポートテンプレートの提供に加えて、各企業のニーズに合わせて要件定義から実装までを手掛けるカスタマイズ開発や、スポットで気軽にプロフェッショナルに相談できるテクニカルサポートなどの「Looker Studioのデータ活用支援サービス」も提供しています。

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