Googleデータポータルの棒グラフの使い方
Googleデータポータルに接続したデータを、棒グラフで表示させたい場合は「棒グラフ」が適しています。このページでは、Googleデータポータルにおける棒グラフの使い方をご説明します。
Contents
1.データポータルの棒グラフとは
Googleデータポータルの棒グラフは、当社が提供しているテンプレートにも利用している、以下赤枠内にあるコンポーネント(構成要素)です。

棒グラフは全部で6つの種類が用意されています。
- 縦棒グラフ
- 積み上げ縦棒グラフ
- 100% 積み上げ縦棒グラフ
- 棒グラフ
- 積み上げ横棒グラフ
- 100% 積み上げ横棒グラフ
このページでは、「棒グラフ」をもちいて先ほどの画像と同様のグラフを作成していきます。
2.表示するデータの設定方法(データプロパティ)
ヘッダー(上部メニュー)の「グラフを追加」のうち、「棒」の項目から棒グラフを追加できます。

追加された棒グラフは、画面右側に表示の「データ」の項目から、グラフに紐付けるデータを選択できます。
用意されている項目、それぞれの役割は以下の通りです。
プロパティの項目 | 概要 |
データベース | 接続するデータソースを選択する |
ディメンション | 棒グラフに反映するデータのカテゴリを選択する |
指標 | 棒グラフに反映するデータの種類を選択する |
並べ替え | 降順・昇順の基準となるデータ項目を選択する |
デフォルトの日付範囲 | 棒グラフに反映するデータの期間を選択する |
フィルタ | 棒グラフに反映するデータを絞り込む |
これらの項目を操作して、「セッション全体における各年齢の割合」を示す棒グラフを作成していきます。
ディメンションの変更
初期設定ではディメンションが「メディア」になっていたため、ディメンションを「年齢」に設定して棒グラフが示すメインデータを変更してみましょう。

変更が完了すると、以下画像のような棒グラフに変化します。

指標の変更
つぎに「ページビュー数」に設定されている指標の項目を、「セッション」に変更していきます。

ここまでの操作により、今回目標としている当社テンプレートの棒グラフはほぼ完成です。
並べ替えの変更
並べ替えの項目を操作することで、降順・昇順の基準とするデータを変更できます。
ただし、ここではセッション全体における各年齢の割合を表示するデータであるため、セッションが多い年齢を一番上に表示する以下画像の項目で問題ありません。

日付範囲の変更
デフォルトの日付範囲は、データの表示期間をつかさどる項目です。
- 自動
- カスタム
上記2つの項目が用意されているものの、一般的には「自動」に設定し、後述する「期間のプロパティ」を併用するケースが大半です。
デフォルトの日付範囲を「自動」にする場合
デフォルトの日付範囲が「自動」に設定されている場合、レポートレベル(レポート内における全ページ共通の設定)で定められた期間のデータがもちいられます。
初期設定では、レポートレベルが過去28日間となっているため、棒グラフに表示されるデータも過去28日分がもちいられているのです。
ただし、期間設定を変更するためのコンポーネントである「期間のプロパティ」を設置した場合、期間のプロパティによって指定された期間設定が優先して適用されます。

デフォルトの日付範囲を「カスタム」にする場合
レポートレベルの期間設定や、期間のプロパティによる影響を受けさせたくない棒グラフがある場合、デフォルトの日付範囲を「カスタム」に変更して期間指定を固定化できます。
「カスタム」にすると、以下のようなカレンダーを展開できるので、ここに固定したい期間指定を入力してください。

フィルタの変更
棒グラフに表示するデータは、下記のフィルタを活用することで絞り込むことが可能です。
- 棒グラフのフィルタ
- Googleアナリティクスのセグメント
それぞれ、特定のOSをもちいたアクセスに限定してデータを表示させたり、ソーシャル流入に限定してデータを表示させたりといった処理が可能となります。
3.データの見え方の設定方法(スタイルプロパティ)
ここまでの設定により、以下の棒グラフが完成しました。

このままでも使用できますが、当社が提供するテンプレートのものとはデザインがやや異なるため、スタイル プロパティを操作してみましょう。
画面右側に表示される「スタイル」をクリックすることで、棒グラフのデザインを変更できます。

変更できるスタイル プロパティの項目は以下の通りです。
プロパティの項目 | 概要 |
棒グラフ | 棒グラフの縦横、棒の最大数等を変更する |
配色 | 棒グラフのカラーを変更する |
軸 | 軸の表示・非表示、Y・X軸の方向を変更する |
下X軸 | 下側に表示するX軸のタイトル表示・非表示、対数目盛の追加・削除等を変更する |
Y軸 | Y軸のタイトル表示・非表示を変更する |
グリッド | 棒グラフの文字色・背景色、グリッド(格子状のマス目)のカラー等を変更する |
背景と枠線 | コンポーネント全体の背景色・透明度、枠線の色・太さを変更する |
凡例 | 棒グラフの上部に表示されるタイトルの文字色・フォント・配置等を変更する |
グラフのヘッダー | 棒グラフに表示されるヘッダーの表示・非表示、色を選択する |
上記のうち「グリッド」から格子状のマス目を無色に変更し、横幅を縮めることで当社のテンプレートにもちいたデザインの棒グラフが完成します。

最後に
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Googleデータポータルは、無料で高機能な素晴らしいソフトウェア(おそらく世界で最も費用対効果の高いBIツール)である一方、他のGoogle製品と同じくサポートがなく使いこなすのが難しいため、初心者の方でもゼロから作る必要がなく、すぐに使いこなせる豊富なマーケティングテンプレートを用意しています。
2020年1月リリース以降、事業会社のマーケターや広告代理店、制作会社のみなさまを中心に約50,000ユーザーさまにご利用いただいているテンプレートを是非一度お試しくださいませ。
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまで様々な企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。