【無料テンプレ】Looker Studio×サーチコンソール連携でSEOレポートを自動化
データポータル(旧Looker Studio)とサーチコンソールを連携すると、検索クエリ・表示回数・掲載順位のレポートを自動で作成・更新でき、サーチコンソール標準画面の「上位1,000行まで」という制限を超えた全量分析ができるようになります。
毎月のSEO報告のために、サーチコンソールの画面をスクリーンショットして、スプレッドシートに数字を転記する。この作業を繰り返しているなら、データポータルでレポートを仕組み化するのが確実な解決策です。一度レポートを作れば、データは自動で最新化され、URLを共有するだけで報告が完了します。
本記事では、サーチコンソールとデータポータルの連携方法(4ステップ・約5分)からレポートの作り方、SEO改善につなげる分析の実例、コピーするだけで使えるSEOレポートテンプレートまでを、3,000社以上の導入を支援してきたインハウスプラスが解説します。
この記事でわかること
- 連携方法:サーチコンソールとデータポータルをつなぐ4ステップ(約5分・無料)
- 作り方:スコアカード・期間グラフ・表を使ったSEOレポートの作成手順
- テンプレート:無料版から使えるSEOレポートテンプレート(デモ公開中・82ページ)
- 活用法:「表示は多いのにクリックされない」クエリを見つけてリライトにつなげる分析手順
SEOレポート全体の設計や記載すべき項目から知りたい方は、「SEOレポートの作り方」もあわせてご覧ください。
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SEOレポートをLooker Studioでかんたん自動化
記事評価・検索クエリを漏れなく見える化するSEOテンプレートを豊富にご用意。
買い切りで一度購入すればサイト数無制限でレポート作成、カスタマイズも自由自在です。
サーチコンソールとLooker Studioを連携するとできること【メリット5つ】
結論
データポータル(旧Looker Studio)とサーチコンソールを連携すると、①1,000行制限を超えた全検索クエリの確認 ②レポートの自動更新 ③グラフによる可視化 ④URLひとつでの共有 ⑤GA4など他データとの統合、の5つが可能になります。連携は無料です。
サーチコンソールは、Google検索でのクリック数・表示回数・掲載順位を確認できる公式ツールです。ただし標準の管理画面は、「決まった形式で毎月報告する」「検索クエリを深掘り分析する」という用途には向いていません。データポータルとの連携で何が変わるのか、まず比較表で整理します。
| 比較項目 | サーチコンソール標準画面 | データポータル連携 |
|---|---|---|
| 確認できる検索クエリ | 上位1,000行まで | 1,000行超もすべて確認可 |
| レポートの形式 | 固定(変更不可) | 自由にカスタマイズ |
| データの見せ方 | 画面を行き来して確認 | 1画面に集約 |
| 他データとの統合 | 不可 | GA4・広告データと統合可 |
| 共有方法 | アカウントへの権限付与 | URL共有・PDF・自動メール配信 |
なお、データポータル自体の始め方や基本操作は、「Looker Studio(データポータル)の使い方」で解説しています。
すべての検索クエリを確認できる(1,000行の壁を超える)
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認・エクスポートできるのは、上位1,000行までです。ある程度の規模のサイトでは、実際に流入しているクエリの一部しか見えていないことになります。
データポータルの表(テーブル)なら、1,000行を超える検索クエリもすべて取得でき、CSVやスプレッドシートへのダウンロードも可能です。上位クエリだけでは気づけないロングテールキーワードの取りこぼしや、想定外の流入クエリを発見できます。
レポートが自動更新される(毎月の作り直しが不要)
データポータルはサーチコンソールとコネクタで直接つながるため、一度レポートを作れば、データは自動で最新の状態に更新されます。「月初にスクショを撮り直して資料に貼る」という作業自体がなくなります。
集計・転記の作業はどれだけ丁寧にやっても付加価値を生みません。レポート作成を仕組み化すれば、その時間をそのまま「数字を読んで、順位を上げる施策を考える」時間に振り向けられます。
グラフ・表で視覚的に伝えられる
スコアカード・時系列グラフ・表を組み合わせることで、SEOの専門知識がない上司やクライアントにも、「流入は増えているのか」「順位は上がっているのか」がひと目で伝わるレポートになります。数字の羅列を口頭で補足する報告から卒業できます。
URLひとつで共有できる(報告資料としても優秀)
作成したレポートは、閲覧用URLを送るだけで共有できます。相手はブラウザで開くだけで常に最新のデータを確認でき、PDFダウンロードや毎月の自動メール配信にも対応しています。具体的な手順は記事後半の「Looker Studioレポートの共有方法」で解説します。
GA4・広告データと組み合わせて分析できる
データポータルは複数のデータソースを1つのレポートに載せられます。サーチコンソールの検索クエリと、GA4の流入後の行動(エンゲージメント・コンバージョン)を並べれば、「検索からの流入が成果につながっているか」までを1枚で報告できます。
サーチコンソールとGA4を統合したレポートを最短で整えたい方は、無料版もある「サーチコンソール対応のSEOレポートテンプレート」をご覧ください。
サーチコンソールとLooker Studioの連携方法【4ステップ】
結論
連携は、①データソースを作成 ②Search Consoleコネクタを選択 ③プロパティと表の種類を選択 ④レポートに追加、の4ステップ・約5分で完了します。必要なのはサーチコンソールの閲覧権限だけで、費用はかかりません。
準備:サーチコンソールの権限とGoogleアカウントを確認する
連携に必要なものは2つだけです。
- サーチコンソールの権限:レポートを作るGoogleアカウントが、対象プロパティへのアクセス権(オーナー・フル・制限付きのいずれか)を持っていること
- Googleアカウント:データポータルは無料で利用できます
権限がない場合は、プロパティの管理者に「設定」からユーザー追加を依頼しておきましょう。
ステップ①:データソースを作成する
データポータルのホーム画面で「作成」から「データソース」を選択します。

ステップ②:Search Consoleコネクタを選択する
コネクタの一覧から「Search Console」を選択します。Google提供の公式コネクタなので無料です。初回はデータポータルからサーチコンソールのデータへのアクセスを「承認」します。

ステップ③:プロパティと表の種類を選択する
接続するプロパティ(サイト)を選び、続いて「表」の種類を選択します。
- サイトのインプレッション:サイト全体の検索パフォーマンスを見る場合に選択
- URLのインプレッション:ページ(URL)単位で分析したい場合に選択(ランディングページのディメンションが使える)
迷ったら、サイト全体のレポートには「サイトのインプレッション」、ページ別の分析には「URLのインプレッション」と使い分けます(詳しい違いはFAQで解説します)。あわせて検索タイプ(ウェブ・画像・動画など)を選びます。通常のSEOレポートは「ウェブ」を選択してください。


ステップ④:レポートにデータを追加する
右上の「接続」をクリックし、「レポートを作成」を選べば連携は完了です。サーチコンソールの指標(クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位)を使ったレポート作成をすぐに始められます。

Looker Studioでサーチコンソールレポートを作る方法(スコアカード・グラフ・表)
結論
SEOレポートの基本部品は、①スコアカード(主要指標のサマリー)②期間グラフ(推移)③表(クエリ×ページの明細)の3つです。クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位をこの3部品で配置すれば、検索パフォーマンスの全体像が1画面に収まります。
スコアカードで主要指標のサマリーを表示する
スコアカードは、期間中の合計値・平均値を大きく1つ表示する部品です。SEOレポートの冒頭には、次の4指標を並べるのが基本です。
- クリック数:検索結果からの流入数
- 表示回数:検索結果に表示された回数
- CTR:表示回数のうちクリックされた割合
- 平均掲載順位:検索結果での平均順位
ツールバーの「グラフを追加」から「スコアカード」を選び、指標を割り当てます。期間比較を有効にすれば、前月比・前年比の増減も自動で表示されます。詳しい設定手順は「Looker Studioのスコアカードの使い方」をご覧ください。

期間グラフでクリック数・表示回数の推移を可視化する
期間グラフ(時系列グラフ)は、ディメンションに「日付」、指標に「クリック数」「表示回数」を設定して、検索流入のトレンドを見せる部品です。Googleのアップデートや施策実施のタイミングと重ねて見ると、変動の原因を説明しやすくなります。グラフの詳しい使い方は「Looker Studioの期間グラフの使い方」で解説しています。
表(テーブル)で検索クエリ×ページを一覧する
表は、ディメンションに「クエリ」または「ランディングページ」、指標に上記4指標を設定します。ここがサーチコンソール標準画面との最大の違いで、1,000行を超えるクエリもすべて一覧できます。
並べ替えやフィルタも自由なので、「表示回数順」「CTR順」などレポートの目的に合わせた明細を作れます。クエリとページを掛け合わせた分析手順は、後述の「SEO改善につなげる分析手順」で詳しく解説します。
フィルタ・期間設定で「見たい範囲」に絞り込む
レポート上部に「期間設定」と「フィルタ」のコントロールを置くと、閲覧者が自分で期間やクエリを切り替えられます。ブランド名を含むクエリを除外して純粋なSEO流入だけを見る、といった使い方も可能です。期間設定の詳細は「Looker Studioの期間設定ガイド」、CTRの計算などを独自に定義したい場合は「Looker Studioの計算フィールド」を活用してください。
ここまでが基本のレポート作成手順ですが、スコアカード・グラフ・表を目的別に配置して82ページ規模のレポートをゼロから作ると、慣れていても数時間かかります。次章のテンプレートを使えば、この作業を数分に短縮できます。
【無料版あり】サーチコンソール対応のLooker Studioテンプレート(全6種類)
結論
インハウスプラスのSEOレポートテンプレートは、①ウェブサイト用(3種類)②ECサイト用(3種類)の計6種類。すべて買い切り・サイト数無制限・商用利用OKで、無料版から試せます。価格は単品12,100円(税込)から、コンプリートプランは49,800円(税込)で20種類すべてが使えます。
前章の手順でレポートは自作できますが、「どの指標をどう並べるか」の設計から始めると、形になるまで数時間から数日かかります。3,000社以上に導入されているインハウスプラスのテンプレートは、WebアナリストとしてGA4・アクセス解析の著書を多数持つ小川卓氏が顧問として参画し、報告にもモニタリングにも使える構成に設計済みです。
- 買い切り&サイト数無制限:一度の購入で何サイトでも利用可能。複数クライアントの代理店利用・商用利用もOK
- 数分で導入完了:テンプレートをコピーして、自社のサーチコンソール・GA4に接続するだけ
- カスタマイズ自由:項目・レイアウトはデータポータル上で自由に編集可能
テンプレートはサイトのタイプに合わせて2つのカテゴリに分かれています。まずは自分のサイトに合うカテゴリを選んでください。
| カテゴリ | 主な目的・特徴 | 使えるデータ領域 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| ① ウェブサイト用SEOテンプレート(全3種類) | 検索クエリ・掲載順位・記事ごとの評価など、SEOの全体像を漏れなく可視化 | サーチコンソール / GA4 | SEO担当者、編集チーム、広告代理店 |
| ② ECサイト用SEOテンプレート(全3種類) | 商品ページへの流入クエリから、自然検索経由の売上貢献までを可視化 | サーチコンソール / GA4 | EC担当者、ECコンサルタント |
以下のフォームよりお申し込みいただくと、サーチコンソール対応のテンプレートを含む全20種類・1,000ページ以上の無料版テンプレートをメールでお送りしますので、ぜひ一度お試しください。
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サーチコンソール・GA4・Google広告対応の無料版テンプレート一式をメールでお届けします。買い切り&サイト数無制限・商用OK。数分で導入でき、専門知識は不要です。
今すぐ無料テンプレートを使ってみる① ウェブサイト用SEOテンプレート一覧|検索クエリ・記事評価を見える化
| テンプレート名 | 主な目的・特徴 | 主な用途 | 想定ユーザー |
|---|---|---|---|
| 【4011】SEOレポートテンプレート | 検索クエリ・順位・流入からGA4のCVまでを網羅する「全部入り」の定番(82ページ・横型) | 月次のSEO報告 / リライト記事の選定 / 順位モニタリング | SEOの成果集計を自動化したいWeb担当者・代理店 |
| 【4002】SEOレポートテンプレート(縦型) | 4011の縦型レイアウト版。1スクロールでSEO状況を深掘りできる(44ページ) | 日々のSEOモニタリング / リライト対象の選定 / 効果検証 | 記事ごとの評価やクエリを深く読み込みたい運用者 |
| 【4020】SEOベーシックレポートテンプレート | 万能版から主要KPIにしぼったサマリ特化のライト版(19ページ) | 月次のSEO概況共有 / かんたん報告 / トレンド把握 | 専門知識がない相手へ報告する人、ざっくり俯瞰したい人 |
最も人気の「SEO完全版」:【4011】SEOレポートテンプレート
「どのキーワードで流入したのか」「順位が変動している理由は」「SEOで成果は出ているのか」という判断を最短で行える、インハウスプラスで最も人気のSEOレポートテンプレートです。
検索クエリ・掲載順位・検索流入からSEO経由のコンバージョンまで、SEOに必要なデータをすべて1つに統合した完全版(全82ページ)。月次のSEO報告、リライト記事の選定、順位モニタリングのすべてに対応できます。
[4011] SEOレポートテンプレート
サーチコンソール×GA4のデータを統合し、検索クエリ・順位・流入・CVまで一括で自動可視化するSEO完全版です。
このテンプレートで見られる主要レポートの一部を紹介します。すべてデモレポートで実際の画面を確認できます。
1スクロールで深掘りできる縦型:【4002】SEOレポートテンプレート(縦型)
記事ごとの評価や検索クエリを「じっくり深く読み込む」ことにこだわった、縦型レイアウト版のSEOレポートテンプレートです。順位変動やCTRの推移を時系列で追いやすく、リライト対象の選定や効果検証がスムーズに進みます。
全体サマリからキーワード・ページ別の評価までを縦に並べて表示し、画面をスクロールするだけでSEO状況を深掘りできる設計です。
[4002] SEOレポートテンプレート(縦型)
縦スクロールでSEO指標を一覧確認。記事ごとの評価と検索クエリを深掘りし、日々のモニタリングを効率化します。
サマリだけ欲しい人のためのライト版:【4020】SEOベーシックレポートテンプレート
「SEOのすべてを細かく見るほどではない」「まずは全体の数字だけ確認したい」という方に向けた、シンプル設計のSEOレポートテンプレートです。主要KPIだけを厳選しているため、5分で状況を把握できます。専門知識がない上長・クライアントへの月次報告に最適です。
[4020] SEOベーシックレポートテンプレート
重要指標を厳選したSEOダイジェスト版。上長・クライアント報告にそのまま使え、状況把握を5分で終えられます。
② ECサイト用SEOテンプレート一覧|売上貢献までかんたんに可視化
| テンプレート名 | 主な目的・特徴 | 主な用途 | 想定ユーザー |
|---|---|---|---|
| 【4015】EC版SEOレポートテンプレート | 流入クエリから売上貢献までを網羅する「全部入り」EC版(94ページ・横型) | 月次のSEO報告 / 売上に効くクエリの発掘 / 順位モニタリング | ECサイトのSEO成果を自動で集計したい方 |
| 【4016】EC版SEOレポートテンプレート(縦型) | 4015の縦型レイアウト版。カテゴリ・商品別の流入変化を縦スクロールで詳細把握(44ページ) | 日々のSEOモニタリング / 商品別の検索需要把握 / 順位チューニング | ECのSEOを毎日細かくチェックしたい方 |
| 【4021】EC版SEOベーシックレポートテンプレート | EC版万能から自然検索の売上貢献にしぼったサマリ特化のライト版(19ページ) | 月次の進捗報告 / クライアントへのサマリ提出 / 成果の共有 | ECのSEO成果を手軽に報告したい方 |
ECサイト用の3種類は、商品ページへの流入クエリを実際の売上貢献と結びつけて見られるのが通常版との最大の違いです。
ECのSEO分析を丸ごと自動化できる完全版:【4015】EC版SEOレポートテンプレート
「どの検索キーワードが売上につながっているのか」を最短で判断できる、ECサイト向けのSEOレポートテンプレートです。
商品ページへの流入クエリから自然検索経由の売上貢献までを1つのレポートに統合した完全版(全94ページ)。月次のSEO報告にも、売上に効くクエリの発掘にも対応できます。
[4015] EC版SEOレポートテンプレート
流入クエリから売上貢献までを一括で自動可視化する、ECサイト向けのSEO完全版です。
このテンプレートで見られる主要レポートの一部を紹介します。すべてデモレポートで実際の画面を確認できます。
EC運用を毎日追う縦型:【4016】EC版SEOレポートテンプレート(縦型)
カテゴリや商品ごとの流入変化を縦スクロールで詳細に追える、EC向け縦型レイアウト版です。日々の順位変動やロングテールキーワードでの流入も見逃さず、変化の兆しをいち早く察知できます。
[4016] EC版SEOレポートテンプレート(縦型)
縦スクロールでカテゴリ・商品別の流入変化を一覧確認。売上を作るための日々のSEO運用を支えます。
ECの成果報告に絞ったライト版:【4021】EC版SEOベーシックレポートテンプレート
EC版の万能レポートから、自然検索の売上貢献など重要な指標にしぼったコンパクト版です。月次会議での進捗報告や、クライアントへのサマリー提出にそのまま使えます。
[4021] EC版SEOベーシックレポートテンプレート
自然検索の売上貢献にしぼったECダイジェスト版。月次の進捗報告やサマリー提出にそのまま使えます。
なお、GA4・Google広告など20種類のテンプレートをまとめて使えるコンプリートプラン(¥49,800税込)もあります。SEO以外のレポートも自動化したい方は「Looker Studioテンプレートおすすめ一覧」をご覧ください。
【実例】サーチコンソール×Looker StudioでSEO改善につなげる分析手順
結論
レポートは眺めるだけでは成果につながりません。おすすめは、表(テーブル)で「表示回数が多いのにクリックが少ないクエリ」を発掘し、タイトル改善・リライトの優先順位を決める使い方です。実際に当サイトで見つかった例とあわせて手順を解説します。
「表示は多いのにクリックされない」クエリを見つける
データポータルの表で、ディメンションに「クエリ」、指標に「表示回数」「クリック数」「CTR」「平均掲載順位」を設定し、表示回数の多い順に並べ替えます。ここで注目すべきは「表示回数が多い×CTRが低い」クエリです。
実例を挙げます。当サイトのこの記事は、あるクエリで直近90日間に248回表示され、平均掲載順位は6.6位でした。1ページ目に表示されているにもかかわらず、クリックはゼロ。原因を調べると、検索者が求める内容(管理画面での確認方法)と記事タイトルの訴求(レポートの可視化)がずれていることがわかりました。この発見が、まさに本記事のリライトにつながっています。
平均6位で248回表示されてクリック0という状態は、サーチコンソールの標準画面を眺めているだけでは埋もれがちです。表示回数順に並べた表を月次でチェックする仕組みがあれば、機械的に発見できます。
クエリ×ページの2軸でリライト対象を特定する
クエリ単体でなく、「どのページが・どのクエリで」表示されているかを掛け合わせると、打ち手が具体的になります。状況別の改善アクションは次のとおりです。
| レポートで見つかる状況 | 診断 | 改善アクション |
|---|---|---|
| 表示多い×CTR低い×順位1〜10位 | タイトルと検索意図のずれ | タイトル・メタディスクリプション改善 |
| 表示多い×順位11〜20位 | コンテンツの評価不足 | 見出し追加・情報拡充のリライト |
| 1ページに無関係なクエリが混在 | 検索意図の混在 | 記事の分割・意図の特化 |
| 順位高い×CTR高い | 好調 | 内部リンクで他ページへ波及 |

改善後の効果をレポートで検証する
リライト後は、同じ表を期間比較(改善前後の同日数)で見れば、CTR・順位・クリック数の変化をそのまま効果検証に使えます。データが自動更新されるので、検証のためにデータを取り直す必要はありません。「発見→改善→検証」のサイクルをレポート上で回せることが、連携の本当の価値です。
サーチコンソール単体で検索キーワードを確認するには?(基本と限界)
結論
検索キーワード(クエリ)は、サーチコンソールの「検索パフォーマンス」レポートで確認できます。ただし標準画面で確認・エクスポートできるのは上位1,000行までのため、全量の分析にはデータポータル連携が必要です。
サーチコンソールでは、ユーザーが検索したキーワードを「クエリ」と呼びます。確認手順は次のとおりです。
- 検索パフォーマンスを開く:サーチコンソールにログインし、左メニューの「検索パフォーマンス」を選択します。
- クエリタブで確認する:画面下部の「クエリ」タブで、検索キーワード別のクリック数・表示回数を確認します。
- ページで絞り込む:特定ページの流入キーワードを見たい場合は、「ページ」タブでURLを選択してから「クエリ」タブに戻ります。

日常的なチェックはこれで十分ですが、表示されるのは上位1,000行まで、データの保持期間は16か月までという制限があります。クエリ数が多いサイトの全量分析や、決まった形式での定点レポートには、本記事で解説したデータポータル連携を使うのが確実です。
Looker Studioレポートの共有方法(メンバー・PDF・自動配信)
結論
作成したレポートは、①特定ユーザー・グループへの共有 ②PDFダウンロード ③メールでの定期自動配信、の3通りで共有できます。月次報告は「毎月1日に自動配信」を設定しておくと、報告作業そのものがなくなります。
特定ユーザー・グループに共有する
レポート右上の「共有」から、相手のメールアドレスを追加します。権限は「閲覧者」と「編集者」を選べるので、クライアントや上司には「閲覧者」で共有するのが基本です。Googleグループを使えば、部署やチーム単位での一括共有もできます。
閲覧用URLを発行してリンクを知っている全員に公開する方法もありますが、検索データは経営情報にあたるため、社外に見せる場合はユーザー指定の共有をおすすめします。共有設定の詳細は「Looker Studioの共有方法まとめ」で解説しています。

PDFでダウンロードして共有する
「共有」の隣のメニューから「レポートをダウンロード」を選ぶと、レポートをPDF化できます。定例会議の配布資料や、レポートツールを開かない相手への提出にはPDFが便利です。詳しい手順は「Looker StudioのレポートをPDFでダウンロードする方法」をご覧ください。
メールで定期自動配信する
「共有」メニューの「配信のスケジュール」から、送信先・頻度・時刻を設定すると、レポートのPDFを毎週・毎月など決まったタイミングで自動送信できます。「毎月1日の朝にクライアントへ先月分のSEOレポートが届く」という状態を一度作れば、月次報告は完全に自動化されます。設定の詳細は「Looker Studioの自動メール配信機能の使い方」をご覧ください。

サーチコンソール×Looker Studioでよくある質問(FAQ)
「URLのインプレッション」と「サイトのインプレッション」の違いは何ですか?
表示回数の数え方が違います。検索結果に同じサイトのページが2つ表示された場合、「サイトのインプレッション」では1回、「URLのインプレッション」ではページごとに2回と数えます。サイト全体の報告には「サイトのインプレッション」、ページ別の分析には「URLのインプレッション」を選んでください。
サーチコンソールの検索クエリを1,000行以上すべて確認するには?
データポータル(旧Looker Studio)でSearch Consoleコネクタを接続し、表(テーブル)を作成すれば、標準画面の1,000行制限なしに全クエリを確認できます。表の右上メニューからCSV・スプレッドシートへのエクスポートも可能です。
連携したデータが表示されない・更新されないときは?
まず接続しているGoogleアカウントにサーチコンソールの権限があるか、正しいプロパティを選択しているかを確認してください。設定に問題がなければ、データ反映のタイムラグが原因のことが多いです。サーチコンソールのデータは確定までに1〜3日程度かかるため、直近数日の数値は表示されないか変動します。
Looker Studioとサーチコンソールの連携は無料でできますか?
はい、無料です。データポータル本体もSearch Consoleコネクタも、Googleが無料で提供しています。レポートをゼロから作る時間を短縮したい場合に、無料版・有料版のテンプレートを使う選択肢があります。
何か月前までのデータを分析できますか?
サーチコンソールが保持する直近16か月分です。データポータルで表示できる期間も同じ16か月が上限になります。それより古いデータを残したい場合は、スプレッドシートへの定期エクスポートやBigQueryへの一括エクスポートを併用してください。
ルッカースタジオとLooker Studio、データポータルは何が違うのですか?
すべて同じツールです。Googleが提供する無料のBIツールで、2022年に「Googleデータポータル」から「Looker Studio」へ改名し、2026年4月に再び「データポータル」へ名称が戻りました。カタカナで「ルッカースタジオ」と表記されることもありますが、機能・使い方は同一で、本記事の手順はどの名称の時期でも変わりません。
まとめ|サーチコンソール×Looker StudioでSEOレポートを仕組み化しよう
サーチコンソールとデータポータル(旧Looker Studio)の連携は、4ステップ・約5分・無料で完了します。連携すれば、標準画面では見えない1,000行超の検索クエリまで分析でき、スコアカード・期間グラフ・表を組み合わせた「伝わるレポート」が自動で更新され続けます。
本記事のポイントを振り返ります。
- 連携は4ステップ:データソース作成→Search Consoleコネクタ→プロパティと表の選択→レポートに追加
- レポートの基本は3部品:スコアカード(サマリー)・期間グラフ(推移)・表(クエリ×ページの明細)
- 成果につなげる使い方:「表示は多いのにクリックされない」クエリを発掘し、タイトル改善・リライトの優先順位を決める
- 共有は自動化できる:URL共有・PDF・メール定期配信で、月次報告の作業をゼロに
ゼロから作る時間がない方は、コピーして接続するだけで使えるSEOレポートテンプレートから始めるのが最短です。3,000社以上が導入したレポートを、まずは無料版から試してみてください。
まずは無料テンプレートから
買い切り&サイト数無制限・商用OK。コピーして接続するだけで、サーチコンソール×GA4の本格SEOレポートが数分で完成します。Webアナリスト小川卓氏が顧問として参画した、3,000社導入のレポート品質をお試しください。
今すぐ無料テンプレートを使ってみる サーチコンソール対応テンプレートを一覧で比較するSEOレポートに載せるべき項目や報告の設計から見直したい方は、「SEOレポートの作り方」もあわせてご覧ください。
DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまでさまざまな企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。
