[Looker Studio] GA4のコンバージョン数の表示方法 | 各コンバージョンの指標の使い方も解説
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2024年2月からようやくGA4でも各コンバージョンの指標が利用可能に
GA4では、「お問い合わせ」や「資料請求」など複数のコンバージョンを設定している場合、2024年2月以前は「コンバージョン」という指標で総計のみが表示されており、各コンバージョンの数を個別に表示するにはカスタム指標の作成が必要でした。
しかし、Looker StudioのGA4コネクタを使えば、2024年2月からはUAと同様に、「お問い合わせの完了数」や「資料請求の完了数」など各コンバージョンの指標が(実際の指標名は「conversions:イベント名」)自動で生成されるようになりました。
この記事では、2024年2月時点の最新の情報で、GA4のコンバージョン数をLooker Studioで表示する方法をわかりやすく解説します。
※2024年2月時点では、日本語でイベント名を設定していると、コンバージョンの指標がエラーになる事象が発生しています。
GA4で設定している目標コンバージョンの合計を表示する方法
まずはじめに、GA4で設定しているコンバージョンの合計数(UAの「目標の完了数」と同じもの)を表示する方法です。これは非常に簡単で、デフォルトのデータソース内に用意されている「コンバージョン」を選択するだけです。
GA4のコンバージョン設定方法は、「[GA4] コンバージョン設定方法を分かりやすく解説 | 設定手順から計測されない場合の対処法まで」をご覧ください。
GA4の個別のコンバージョン数を表示する方法
それでは次に個別のコンバージョン数を表示させてみましょう。今回の例では以下の2つのコンバージョンが設定されており、さきほど選んだ指標「コンバージョン」では、この2つの目標コンバージョン数の合計数が表示されています。
- first_visit
- click
今回は「click」に絞ったコンバージョン数に変更してみましょう。データソースに「conversions:click」という指標が追加されているので、それを追加するだけでOKです。
「click」コンバージョンに絞ったコンバージョン率の指標「sessionConversionRate:click」も利用可能になっています。
指標が見つからない場合
指標が見つからない場合は、対象のデータソースの左下にある「フィールドを更新」をクリックすれば、データソースが最新の状態になり、新しく追加された指標が利用可能になります。

日本語でイベント名を設定しているとコンバージョン指標がエラーになる
2024年2月時点では、日本語でイベント名を設定している場合、コンバージョン指標がエラーになる事象が発生しているようです。機能リリース直後なので今後Googleによって改修される可能性はありますが、イベント名は英語表記にしておきましょう。
GA4で設定している目標のコンバージョン数の内訳を表示する方法
最後にGA4で設定している目標コンバージョン数の内訳を表示する方法をご紹介します。
表で「イベント名」ごとの「コンバージョン」を表示する
以下のように設定します。
- ディメンション:「イベント名」
- 指標:「コンバージョン」
フィルタで「コンバージョンイベント」がtrueと等しいデータに絞り込む
対象の指標を選択した状態で、以下のようにフィルタを設定すると完成です。
- 一致条件
- ディメンション:「コンバージョンイベント」
- 条件:次に等しい
- 値:true
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DeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまでさまざまな企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。