GA4の直帰率とは?定義・どこで見るかの表示手順・目安・改善方法を解説
GA4(Googleアナリティクス4)の直帰率とは、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合を示す指標です。具体的には「10秒以上の滞在」「キーイベントの発生」「2ページ以上の閲覧」のいずれも満たさなかったセッションが「直帰」としてカウントされます。
GA4の画面を開いて「直帰率が見当たらない」と戸惑った方も多いのではないでしょうか。現在のGA4では、レポートのスナップショットにある「上位のページとスクリーン」など標準レポートでも直帰率を確認できます。ただし表示される場所は限られており、「ページとスクリーン」などの各レポートで見るには、指標のカスタマイズで自分で追加する必要があります。さらに、定義そのものがユニバーサルアナリティクス(UA)時代から変わっているため、UAと同じ感覚で数値を読むと報告や改善判断を誤ってしまいます。
この記事では、GA4の直帰率の定義とUAとの違い、レポートに表示する具体的な手順、実測データに基づく目安の考え方、そして改善方法までを実際の画面付きで解説します。読み終える頃には、自信を持って直帰率を報告・活用できるようになります。
この記事でわかること
- GA4の直帰率は「エンゲージメントのなかったセッションの割合」で、計算式は「100%−エンゲージメント率」
- 標準レポートでも確認できる。表示のないレポートには「指標のカスタマイズ」で追加でき、探索レポートでも利用できる(約5分)
- UAの直帰率とは定義が異なるため、UA時代の数値・ベンチマークとの比較はできない
- 目安は一律には決められない。同一サイト内でのページ間比較と推移で判断する
なお、GA4のレポート機能や指標の全体像は「GA4の使い方・レポートの見方ガイド」で体系的に解説しています。あわせてご覧ください。
\ 導入社数 3,000社 突破! /
GA4レポートをLooker Studioでかんたん自動化
難しいGA4をわかりやすく整理したテンプレートを豊富にご用意。
買い切りで一度購入すればサイト数無制限でレポート作成、カスタマイズも自由自在です。
GA4の直帰率とは?定義と計算式をわかりやすく解説
結論
GA4の直帰率は「エンゲージメントのなかったセッションの割合」です。①10秒以上の滞在 ②キーイベントの発生 ③2ページ以上の閲覧、のいずれも満たさなかったセッションが「直帰」とカウントされ、計算式は「直帰率=100%−エンゲージメント率」です。ページを1枚しか見ていなくても、10秒以上滞在すれば直帰にはなりません。
「直帰」と判定される条件(エンゲージメントセッションの3条件)
GA4では、まず「エンゲージメントのあったセッション」が先に定義され、そこから漏れたセッションが「直帰」になります。エンゲージメントのあったセッションとは、次の3条件のいずれか1つ以上を満たしたセッションです。
- 10秒以上継続したセッション:ページを開いてから10秒以上滞在した
- キーイベントが発生したセッション:資料請求や購入など、キーイベント(旧コンバージョン)として設定したイベントが発生した
- 2回以上のページビューが発生したセッション:2ページ以上(アプリの場合はスクリーンビュー)を閲覧した
この3条件をどれも満たさなかったセッションが「直帰」です。たとえば、検索結果からブログ記事を開いて8秒で戻った訪問は直帰になりますが、同じ1ページだけの訪問でも、3分かけて記事を読んでから戻れば直帰にはなりません。
「セッション」の数え方そのものがあいまいな方は、先に「GA4のセッションの定義」を確認しておくと、この章の理解がスムーズです。なお、この定義はGoogle公式ヘルプ「[GA4] エンゲージメント率と直帰率」に基づいています。
エンゲージメント率との関係(直帰率=100%−エンゲージメント率)
GA4の直帰率は、エンゲージメント率と表裏一体の関係にあります。
- エンゲージメント率=エンゲージメントのあったセッション÷全セッション
- 直帰率=100%−エンゲージメント率
たとえばエンゲージメント率が65%なら、直帰率は35%です。2つの指標は同じ事実を裏表から見ているだけなので、どちらか一方を見れば判断は同じになります。
GA4は「ユーザーが良い行動をしたか」を積極的に捉えるエンゲージメント率を主指標とする思想で設計されており、直帰率はUA利用者の慣れに配慮して後から復活した補助指標という位置づけです。社内報告では、GA4の思想に沿ってエンゲージメント率を正としつつ、UA感覚が残る関係者向けに直帰率を併記する使い分けが実務的です。
UA(ユニバーサルアナリティクス)の直帰率との違い
GA4とUAの直帰率は、同じ名前のまったく別の指標です。定義の違いを整理すると次のとおりです。
| 比較項目 | UAの直帰率 | GA4の直帰率 |
|---|---|---|
| 定義 | 1ページしか閲覧されなかったセッションの割合 | エンゲージメントのなかったセッションの割合 |
| 滞在時間の考慮 | されない(10分読んでも1ページなら直帰) | される(10秒以上の滞在で直帰にならない) |
| イベントの考慮 | インタラクションイベントがあれば直帰にならない | キーイベントの発生で直帰にならない |
| 数値の傾向 | 高く出やすい | UAより低く出るのが一般的 |
最大の違いは滞在時間の扱いです。UAでは、記事をじっくり10分読んで満足して離脱しても「1ページのみの閲覧」なら直帰でした。GA4では同じ行動が「10秒以上の滞在」としてエンゲージメントに数えられ、直帰になりません。
このため、同じサイトでもGA4の直帰率はUAより大幅に低く出るのが一般的です。「GA4に移行したら直帰率が急に下がった」のは改善したのではなく、定義が変わっただけです。UA時代の社内目標値や過去数値との直接比較はできない点に注意してください。
GA4で直帰率はどこで見る?標準レポート・探索レポートでの表示手順
結論
GA4の直帰率は、レポートのスナップショットにある「上位のページとスクリーン」で標準で確認できます。「ページとスクリーン」など直帰率が表示されていないレポートでは、カスタマイズ(鉛筆アイコン)から指標に「直帰率」を追加します。探索レポートでも指標として利用でき、いずれも所要時間は5分程度です。なお、本記事の手順と画面は2026年7月時点のGA4のUIに基づいています。
見る場所は目的別に次のように使い分けます。
| 目的 | 見る場所 | 事前設定 |
|---|---|---|
| ページ別の直帰率をサッと確認したい | レポートのスナップショット「上位のページとスクリーン」 | 不要(標準表示) |
| ページ別の直帰率を一覧・並べ替えしたい | 「ページとスクリーン」レポート | 指標のカスタマイズで追加 |
| 集計軸を自由に組み合わせて分析したい | 探索レポート | 指標に「直帰率」を選択 |
| 検索流入の入口ページやチャネル別に見たい | 「ランディングページ」「トラフィック獲得」レポート | 指標のカスタマイズで追加 |
レポートのスナップショットで確認する(上位のページとスクリーン)
もっとも手軽なのは、GA4にログインして最初に表示される「レポートのスナップショット」です。画面を下にスクロールすると「上位のページとスクリーン」カードがあり、ページごとの直帰率が標準で表示されています。

日々の定点観測でページ別の直帰率をざっと眺めるだけなら、この画面で完結します。ただし表示件数や並べ替えに制約があるため、詳しく見るには次の「ページとスクリーン」レポートを使います。
「ページとスクリーン」レポートに直帰率を追加する手順(レポートのカスタマイズ)
ページ別の直帰率を一覧で分析するには、「ページとスクリーン」レポートに直帰率の列を追加します。手順は次の5ステップです。
- 「ページとスクリーン」を開く:左メニューの「レポート」から開きます(メニュー構成はプロパティにより異なり、「エンゲージメント」または「ユーザーエンゲージメント」配下にあります)
- カスタマイズを開く:画面右上の鉛筆アイコン(レポートをカスタマイズ)をクリックします
- 指標を開く:右パネルの「指標」をクリックします
- 直帰率を追加:「指標を追加」から「直帰率」を検索して選択し、「適用」をクリックします
- 保存する:右上の「保存」から「現在のレポートへの変更を保存」を選びます


2つ注意点があります。まず、レポートのカスタマイズには編集者以上の権限が必要です。閲覧者権限の場合は管理者に依頼するか、後述の探索レポートを使ってください。また、保存したレポートは同じプロパティを見る他のメンバーにも反映されるため、チームで運用している場合はひと声かけてから変更するのが安全です。
探索レポートで直帰率を確認する手順
集計軸を自由に組み合わせたい場合や、編集者権限がない場合は探索レポートを使います。
- 空白の探索を作成:左メニューの「探索」から「空白」を選びます
- 指標をインポート:「指標」の+をクリックし、「直帰率」と「表示回数」をインポートします
- ディメンションをインポート:「ディメンション」の+から「ページパスとスクリーンクラス」など分析したい軸をインポートします
- 行と値に配置:ディメンションを「行」に、表示回数と直帰率を「値」にドラッグします
指標を直帰率だけにすると、表示回数がごく少ないページが直帰率100%で上位に並んでしまい、実態がつかめません。表示回数も値に入れて表示回数の降順で並べ替え、流入のあるページから直帰率を確認するのがコツです。

探索レポートは自由度が高い反面、初めてだと設定に迷いやすい機能です。基本操作は「探索レポートの使い方」で詳しく解説しています。
ランディングページ別・チャネル別に直帰率を見る方法
SEOや広告の改善で実務上もっとも使うのは、ランディングページ(入口ページ)別の直帰率です。検索結果や広告から入ってきたユーザーが最初のページで離脱していないかを直接評価できます。
- ランディングページ別:「レポート」の「ランディングページ」を開き、前述と同じ手順で指標に「直帰率」を追加する
- チャネル別:「トラフィック獲得」レポートに同様に「直帰率」を追加すると、オーガニック検索・広告・SNSなど流入経路ごとに比較できる
ランディングページ別に見ると「どのページの直帰率が高いか」まではわかりますが、毎回この画面を開いて前月と見比べるのは手間です。毎月の定点観測を自動化する方法は、この記事の「直帰率を毎月自動でモニタリングする方法」で紹介します。
毎回GA4を開かずに、直帰率を自動でレポート化しませんか?
インハウスプラスのGA4レポートテンプレートなら、直帰率・エンゲージメント率を含む主要指標をLooker Studioで自動可視化。買い切り&サイト数無制限・商用OKで、コンプリートプラン49,800円(税込)なら20種類が使い放題です。数分で導入でき、専門知識も不要です。
GA4レポートテンプレートの一覧を見るGA4の直帰率と離脱率の違い
結論
直帰率は「セッションの最初のページでエンゲージメントなく終わった割合」を示すセッション単位の指標、離脱率は「そのページがセッションの最後になった割合」を示すページ単位の指標です。GA4では離脱率は標準指標として用意されておらず、探索レポートでの計算が必要です。
2つの指標の違いを整理すると次のとおりです。
| 比較項目 | 直帰率 | 離脱率 |
|---|---|---|
| 何を測るか | 入口ページでエンゲージメントなく終わったセッションの割合 | そのページで閲覧が終わった割合 |
| 集計の単位 | セッション | ページ |
| GA4での確認方法 | 標準レポート・探索で表示可能 | 標準指標になく、探索レポートで離脱数から計算 |
| 主な用途 | 入口ページ(ランディングページ)の第一印象の評価 | 回遊導線の途切れているページの発見 |
具体例で考えるとわかりやすくなります。ページAを開いて8秒で戻った訪問は、ページAの「直帰」であり同時に「離脱」でもあります。一方、ページA→B→Cと3ページ回遊してCで閲覧を終えた訪問は、直帰ではありませんが、ページCの「離脱」としてカウントされます。つまり直帰は離脱の一部で、入口ページだけを対象にした指標だと理解すれば整理できます。
離脱率の出し方(探索レポートでの計算手順)や離脱ページの改善方法は、「GA4の離脱率の出し方と改善方法」で詳しく解説しています。
GA4の直帰率の平均・目安は?【自社実測データ公開】
結論
GA4の直帰率は、UA時代の目安(ブログは70〜90%、全体で40〜60%など)と定義が異なるため、そのまま比較できません。当サイトの直近90日の実測では、全体の直帰率は31.6%、ブログ記事は30.1%、トップページは21.6%、料金・比較ページは41.6%、製品詳細ページは43.4%と、ページの役割によって10ポイント以上の差があります。絶対値の目安に当てはめるのではなく、同じサイト内でのページ間比較と推移で判断するのが実務的です。
UA時代のベンチマークと比較してはいけない理由
Web業界で長く使われてきた「ブログの直帰率は70〜90%が普通」「サイト全体で40〜60%が平均的」といった目安は、すべてUAの定義(1ページのみの閲覧=直帰)を前提にした数値です。
GA4では、1ページしか見ていなくても10秒以上滞在すれば直帰になりません。記事をじっくり読んで満足して帰る行動が多いブログほど、UAでは直帰扱いだった訪問が大量にエンゲージメント側へ移るため、数値の水準が大きく変わります。実際、後述する当サイトの実測でも、ブログ記事の直帰率は30%前後と、UA時代の「70〜90%」とはまったく別の桁感になっています。
UA時代の目安と比べて「うちのサイトは直帰率30%だから優秀」と報告してしまうのが、GA4移行後によくある誤りです。定義が変わった以上、過去のベンチマークは一度忘れる必要があります。
【実測】当サイトのページタイプ別直帰率(一次データ)
参考として、当サイト(inhouse-plus.jp・BtoBのレポートツールサイト)の直近90日(2026年4月24日〜7月23日)の実測値を公開します。GA4のBigQueryエクスポートから、ランディングページをタイプ別に分類して集計したものです。
| ページタイプ | 直帰率 | エンゲージメント率 |
|---|---|---|
| トップページ | 21.6% | 78.4% |
| ブログ記事 | 30.1% | 69.9% |
| 料金・比較ページ | 41.6% | 58.4% |
| 製品詳細ページ | 43.4% | 56.6% |
| サイト全体 | 31.6% | 68.4% |
この実測から読み取れるポイントは2つあります。
- ページの役割によって水準がまったく違う:指名検索で訪れるトップページは直帰率が低く、比較検討の初期段階で流入する料金・製品ページは高めに出ます。ブログ記事は10秒以上読まれれば直帰にならないため、UA時代の感覚より大幅に低くなります
- 「高い=悪い」とは限らない:料金・製品ページの直帰率が記事より高いのは、情報収集段階の訪問が混ざるためで、ページの出来が悪いことを意味しません。役割の異なるページを同じ物差しで評価しないことが重要です
なお、この数値はBtoBサイトの一例です。業種・流入構成・キーイベントの設定によって水準は変わるため、自サイトの評価は「同じタイプのページ同士の比較」と「同じページの推移」を軸にしてください。
直帰率が極端に低い・高いときは計測設定を疑う
目安と比べる前に、数値そのものが正しく計測できているかの確認も欠かせません。極端な数値が出ている場合、多くはページではなく計測設定に原因があります。直帰率が極端に低い(数%〜10%台前半)場合は、次の2点を確認してください。
- page_viewの二重計測:GTMとgtag.jsの併用などでページビューが2回発火していると、1ページの訪問が「2ページ閲覧」と判定され、直帰がほぼ発生しなくなります
- キーイベントの設定過多:ページ表示直後に必ず発生するイベント(スクロール0%など)をキーイベントにしていると、全セッションがエンゲージメント扱いになります
反対に、直帰率が極端に高い場合は次の2点が典型的な原因です。
- クロスドメイン設定の漏れ:別ドメインのフォームやカートに遷移する際にセッションが分断され、遷移前のセッションが直帰として計測されます
- 計測タグの設置漏れ:一部ページにタグがなく、そのページへの遷移が計測されていないケースです
GA4の直帰率を改善する5つの方法
結論
直帰率の改善は「①検索意図とコンテンツの一致 ②ファーストビューの改善 ③表示速度の改善 ④モバイル最適化 ⑤内部リンク・次アクションの設計」の5つが基本です。ただし、直帰率を下げること自体を目的にしないことが大前提です。1ページで疑問が解決するページなら直帰は自然な行動であり、まず「そのページにどんな役割を持たせたいか」から逆算して手を打ちます。
改善対象の選び方はシンプルです。ランディングページ別の直帰率を出し、「同じタイプのページの中で直帰率が突出して高く、かつ流入の多いページ」から着手します。流入の少ないページを改善しても効果が小さいためです。
①検索意図とコンテンツを一致させる
もっとも効果が大きいのがこの施策です。検索結果のタイトルを見て訪れたユーザーは、期待した答えがファーストビューで見つからないと数秒で戻ってしまいます。すぐに戻って別の検索結果を開き直す行動は、検索意図を満たせていないシグナルとして検索順位にも悪影響を及ぼし得ます。
具体的には、流入キーワードをSearch Consoleで確認し、そのキーワードの疑問に対する答えが冒頭に書かれているかを点検します。タイトルで約束したことと本文の中身がずれている場合は、リード文に結論を先出しする構成へ直すのが先決です。3,000社以上のレポート支援で蓄積した経験でも、SEO記事の直帰率改善はデザインの調整より「冒頭で答えを出す」構成変更のほうが効きます。
②ファーストビューを改善する
冒頭の見た目と情報設計を整えます。ポイントは3つです。
- 結論・要点を冒頭に置く:本文の要約や「この記事でわかること」を最初に提示する
- 目次を設置する:長い記事でも目的の見出しへ直接移動でき、10秒以内の離脱を防げます
- 巨大なアイキャッチや広告で本文を押し下げない:スクロールしないと本文が始まらないページは直帰されやすくなります
③ページの表示速度を改善する
表示が遅いページは、本文が読まれる前に離脱されます。PageSpeed Insightsで計測し、スコアの低いページから画像の圧縮(WebP化)・遅延読み込み・不要なスクリプトの削減を進めます。特に画像の多い記事ページは、画像最適化だけで体感速度が大きく変わります。
④モバイル表示を最適化する
検索流入の多くはスマートフォンです。PCでは問題なくても、モバイルで「文字が小さい」「表がはみ出す」「ボタンが押しにくい」状態だと直帰につながります。実機で主要なランディングページを開き、ファーストビューの見え方とタップのしやすさを確認します。GA4では「テクノロジー」配下のレポートやデバイス別の比較で、モバイルだけ直帰率が高いページを特定できます。
⑤内部リンクと次のアクションを設計する
ページを読み終えたユーザーに「次にどこへ進めばよいか」を提示します。関連記事への内部リンク、より詳しい解説ページへの誘導、資料請求やテンプレートなどの具体的なアクションを、本文の流れに沿った位置に置きます。次の行き先があるだけで2ページ目の閲覧(=エンゲージメント)が生まれ、直帰率は自然に下がります。読者の課題解決の延長線上にある誘導だけを置き、無関係なリンクを詰め込まないことが条件です。
直帰率を毎月自動でモニタリングする方法(Looker Studioテンプレート)
結論
直帰率・エンゲージメント率の定点観測は、Looker StudioでGA4と自動連携するレポートテンプレートを使うと効率化できます。毎回GA4でレポートを開いて確認しなくても、ブラウザでレポートを開くだけで最新の数値をページ別・月別に確認でき、関係者への共有もURLひとつで完結します。
ここまで解説したとおり、直帰率の実務は「表示して終わり」ではありません。ページタイプ別に分けて見る、前月と比較する、改善したページの推移を追う、といった継続的なモニタリングが必要です。これを毎月GA4の画面操作でやろうとすると、カスタマイズしたレポートを開き、期間を切り替え、スクリーンショットを撮って共有する、という作業が発生します。
Looker Studioのレポートテンプレートを使えば、この一連の作業を自動化できます。インハウスプラスの「GA4レポートテンプレート」は、直帰率・エンゲージメント率を含む主要指標をページ別・チャネル別・月別に自動で可視化します。テンプレートはWebアナリスト小川卓氏が顧問として参画するチームが設計しており、指標の見せ方も実務の報告シーンを前提に作られています。
[4007] GA4レポートテンプレート(横型)
コピーするだけで、本格的なGA4レポートが数分で完成。直帰率・エンゲージメント率を含む集客から成果までの指標を万能型でカバーし、月次報告にも毎日のモニタリングにも使えます。
GA4の直帰率に関するよくある質問(FAQ)
GA4で直帰率はどこで見られますか?
レポートのスナップショットにある「上位のページとスクリーン」で標準で確認できます。「ページとスクリーン」など直帰率が表示されていないレポートでは、カスタマイズ(鉛筆アイコン)から指標に「直帰率」を追加してください。探索レポートでも指標として利用できます。
GA4の直帰率とUAの直帰率は何が違いますか?
UAは「1ページだけ見て離脱したセッションの割合」、GA4は「エンゲージメント(10秒以上の滞在・キーイベント・2ページ以上の閲覧)のなかったセッションの割合」です。定義が異なるため、同じサイトでもGA4のほうが低く出るのが一般的で、数値の直接比較はできません。
GA4の直帰率の計算式は?
直帰率=100%−エンゲージメント率です。「10秒以上の滞在」「キーイベントの発生」「2ページ以上の閲覧」のいずれかを満たしたセッションがエンゲージメントのあったセッションとなり、それ以外のセッションが直帰としてカウントされます。
GA4の直帰率の目安はどのくらいですか?
ページの役割によって水準が大きく変わるため、一律の目安はありません。当サイトの実測では、トップページ21.6%・ブログ記事30.1%・料金や製品ページ40%台と、ページタイプ間で10ポイント以上の差がありました。UA時代のベンチマークとの比較も不適切です。同じサイト内でのページ間比較と推移で判断してください。
直帰率とエンゲージメント率はどちらを見るべきですか?
両者は合計すると100%になる表裏一体の指標なので、どちらを見ても判断は同じです。GA4の設計思想に沿うならエンゲージメント率を正とし、UAの感覚が残る関係者への報告には直帰率を併記する、という使い分けが実務的です。
まとめ|GA4の直帰率は「定義の理解」と「表示設定」がスタートライン
GA4の直帰率のポイントをおさらいします。
- 定義:エンゲージメント(10秒以上の滞在・キーイベント・2ページ以上の閲覧)がなかったセッションの割合。計算式は「100%−エンゲージメント率」
- 見る場所:スナップショットの「上位のページとスクリーン」で標準確認できる。各レポートにはカスタマイズで追加、探索レポートでも利用可能
- 目安:UA時代のベンチマークとは比較できない。ページタイプ別の相対比較と推移で判断する(当サイト実測ではトップ21.6%〜製品ページ43.4%)
- 改善:検索意図との一致を最優先に、ファーストビュー・速度・モバイル・内部リンクの5つ。直帰率を下げること自体を目的化しない
まずは自サイトのレポートに直帰率を表示し、ランディングページ別の現状値を把握するところから始めてください。そのうえで、毎月の定点観測と報告はLooker Studioのテンプレートで自動化すると、改善のPDCAに時間を使えるようになります。
GA4のレポート機能や他の指標も含めた全体像は、「GA4の使い方・レポートの見方ガイド」でまとめて解説しています。
買い切り型だから月額費用なし!GA4レポートを自動化
インハウスプラスのGA4レポートテンプレートは、20種類1,000ページ超のLooker Studioテンプレートを買い切り&サイト数無制限で利用可能。Webアナリスト小川卓氏が顧問として参画し、実務の報告シーンを前提に設計されています。まずは無料テンプレートからお試しください。
今すぐ無料テンプレートを利用するDeNAのデジタルマーケティング責任者として年間450億円を超えるECプラットフォームのマーケティングを担当。2014年に独立し、上場企業から資金調達後のスタートアップまでさまざまな企業のデジタルマーケティングのプロジェクトに関わり見識を広げた後、2018年3月に株式会社CALLOSUMを創業。
